土曜日午後、行ってまいりました。

前日の役所での物言いを改めて振り返り(日記書いた)
「ここも同じなんだろうなぁ…(役所仕事)」と諦めの方が
強くなっちゃって(爆
 すごく、憂鬱でした。

 包括支援センターは、福祉施設です。
デイケアなどをやっている施設でして、本日も人が集まってました。
お年寄りが多いですね。
「介護」という保険の適性上、当たり前かとも思う(笑
 なんか、レクリエーションみたいなのやってたよ。
笑い声とか聞こえて、楽しそうでした。(幼稚園みたいな感じかな?)

 電話でお約束した方を呼び出していただく。
土曜日なので、事務所は人がいなかった。
やっぱり、土日はお休みなんですね、事務所の人間は。
誰かが当番制で出勤されてるんでしょうね。
 昨日、電話で対応してくださった方が、今日の当番で
その辺は運がよかったと思えた(笑

 介護相談室というところに通される。
「ごめんなさい。いっぱい荷物のある部屋で…」
…そうねぇ…普段使わないものの物置になってる雰囲気?(笑
一人暮らししている子供が実家に帰ったらこんな状態?
って雰囲気のお部屋でした(笑(広さはあるんだけどね)

 まずは、介護保険の流れから説明していただいた。
申請〜認定までの流れ、そして認定後の介護プランの作成まで。

 これはもう、自分で調べたこととほぼ一致。
でも、勉強になりました。

 あたしの希望は、退院後の環境整備。
必要になるであろうと病院側から言われている、
ベッドと手すりの準備ですね。

 その辺のことを詳しく掘り下げて説明していただいた。

 介護保険には、要介護と要支援という二種類の段階があります。
要支援1・要支援2・要介護1・2〜5 と、
一番軽度は要支援1。一番重度は要介護5。
 どの程度、機能が回復しているかが、認定の目安になります。

 実際にかーちゃんにお会いしていただいたわけではないので
説明の上での判断ですが、かーちゃんの状態の場合、
要支援2もしくは、要介護1の認定になるのではないだろうかとの
ご説明でした。

 要介護と要支援。
担当する事業所(福祉施設)が、違うのです。
これは、今年4月の法改正で変わったことらしいのですが。
 今までは、要介護でも要支援でも、どこの事業所でも
取り扱えたんだけど、それが変更になって、
要介護を扱える事業所・要支援を扱える事業所と別れてしまった。

 介護保険の諸々を推し進めるに当って、
担当ケアマネさんが必要になります。
認定を受ける前でも、暫定の形でお願いするんですね。
 今のかーちゃんから判断するに、
要介護になるのか、要支援になるのか。
その辺が微妙なところで…つまりは、事業所を決められない。
=担当ケアマネも決められない。 という図式に…

 回復してくれたのは嬉しいんだけど、
こんなところでつまづく材料になるとは思いませんでした(笑

 まずはその話は法律としての説明という上で聞いて。

 とりあえず、家族の希望。
ベッドのレンタルや自宅改修ですね。
その点について、詳しく説明受けました。

 自宅改修については、指定業者はないそうです。
ただ、事前申請は必要で、見積書の提出が必要になる。
「どちらか、お願いする業者さんとかは決めてるんですか?」
父が大工なんで、父がすると思いますと言ったら、笑われた(笑
「そうですか、大工さんですか(笑
 じゃあ、急な予定でもなんとかなりますねー。
  ただ、家族の方が取り付け工事などをされる場合、
 見積書を提出しても、作業代は考慮されない場合が多いです。
 材料費だけの支給になったりはしますね」
それはそれでいいんです。
ただ、正直、頂けるものなら、頂きたいというのも本音で(笑
少しでも、助けになればなぁと。
「それはそうですよー。介護用具って、安くありませんからね」
それで、それを、退院に間に合わせて用意したかったんですけど、
役所では"それは無理"と言われてしまうし…
他の方って、どうなさってるんでしょうね?

 「んー…3月までの話なんですけど、
  要介護・要支援っていう事業所の区別がなかったので、
  とっとと担当ケアマネを暫定ですけどね、お願いして。
  それで、ケアマネに介護プランとか、こういう準備のこととか
  相談したり、計画したり。書類を作成したりしてたんですよ。
  それが、春から変わってしまったので…
  確実に、介護だとか、支援だとか、わかる範囲でなら
  同じ流れでできるんですよ。事業所が決められますからね。
   今回の場合、患者さんの状態が、あいまいなところですからねぇ…」

 うん…よーくわかる説明なんだが(笑

 「寝たきりの患者じゃなければ、ベッドは借りられない」と
役所では言われたけど、そんなことないそうです。
要介護の度数認定を受ければ、1であっても借りられるそうです。
(でもこれは、あたしが調べた時はちょっと違う内容だった。
 …でも、ケアマネさんが言うんだから、信じていいんだよね?(笑)

 「準備の段階で、自宅改修が間に合わないとなった時は、
  当座、レンタルということもできますよ。
  トイレの手すりとか、置くタイプなんですけどね。
  (写真を見せてくれながら)このタイプだと、月額400円くらいで
  レンタルできます。なので、改修が終わるまで、これで
  対応ということもできますんで、とりあえずの心配は、
  玄関の手すりかな?」

 あーでも、一人で外出することはないだろうし(笑
その時は、手すりがつくまで、手を貸してあげればいいことで、
対応できるような気がします(笑

 「そうですね。長い期間ってわけではないですし。
  あくまでも、"当面"という対処ですからね(笑
   問題は、ベッド、ということになりますねぇ…
  やっぱり、介護用のベッドじゃければ、寝起きは大変ですか?」

 んー…病院側では、「必要かも」と言われたんですけど…
今、母は、手すりで身体を起こすことは可能なんですよね。
ベッドの上に座ってたりもできるし、自分で降りることもできます。
ただ、自宅では、ベッドじゃなくて、布団を利用していて…
座った状態から立ち上がるのは、無理だと思うんですよ。

 「そうですねぇ。ベッドだと、足を降ろしてってなるから、
  だから、立ち上がれるんでしょうしねぇ」

ええ、そうだと思うんです。
なので、介護用に限らないけど、ベッドは必要になると思うんです。
手すりの付いたベッドですね。

 「そうなんですよね… んーと、ちょっと待ってください」

カタログを持って帰ってきてくれた(笑

 「こういうのも、あるんです。
  リクライニング機能はないんですけど、ベッドの高さが
  調節できて、手すりが付いてる物。
  これだと、月額3000円前後でレンタルできますよー」

でもこれ、10万円@販売価格なんですよね?
レンタルを考えたら、買った方がいいような気も…

 「あのー…もしも、ですね。
  手すりが付いてればいい、と思ってる程度でしたら、
  普通のベッドを購入された方がいいと思います。
  これ、10万円しますけど、寝心地がいいわけじゃ…(笑
  ただ、レンタル用品に手すりがないんですよね…
  購入する手段もあるんですが、結構高いんですよ。
  1万円とか、それ以上とか…
   お父様、大工さんなので、手すりを言いように
  工夫して作っていただくとか(笑 
  そうすれば、お安く済みますよ(笑」

 ああ、そうですよね。
既製品じゃなきゃいけないわけじゃないんですもんねっ(笑

 「ええ。要は、患者さん本人が困らなければいいわけなんで(笑」

 とりあえず、市役所で否定されたことはスッキリ解決した。
きちんと説明していただけて、助かったです。

 あー、あの。もう一つ、質問が。
車椅子は、必要になるとは思わないんですが@日常生活
例えば、どこかへ出かけるとか、旅行や親族の集まりだとか。
そういう場に出る時に、長時間だし、車椅子は用意したほうが…
と判断した時、短期間でお借りしたりすることは可能ですか?

 「ええ、それは、可能ですよ。
  半月とか、一ヶ月とかのレンタル料金になると思うんですが、
  実費でも数千円になると思います。
   でも、2〜3日とか、本当の短期間であれば、
  こちらでも貸し出ししますよ?
  よくいらっしゃるんですよ。普段は使わないけど、
  お墓参りにいくのに、坂道だとか、駐車場から遠いからとか。
  そういう時に、借りたいとおっしゃるんですよね。
   うちの方で、使ってない古いのになりますが(笑
  それで、引き取りに来られる方に限るんですが、
  それでもよろしければ、おっしゃっていただければ、
  貸し出しいたします。
  もしも、うちの事業所の方で担当することにならなくてもですね、
  その辺は相談してください。空きがあれば、対処しますよ」

 ありがとうございますー(笑

 「脳出血の患者さんは、脳梗塞なんかの患者さんと比較すると、
  機能回復が著しい場合が多いんですよねー。
  倒れられる前にほとんど近くなるような回復をされたりするんです」

 ええ。退院時には、自宅内自力歩行が目標なんですけど、
その後も継続して、腕のリハビリなんかもしますし。
今は寝返りがうまく打てないけど、そのうちできるようになるかも
しれないし。
 半年ごとに認定の受けなおしなんですよね?
今、介護と認定されても、半年経って認定度数が下がるかもーと
覚悟はしてます(笑

 「そうですね。要介護から要支援に下がるかもしれないですね。
  でも、その時は、担当事業所はこちらになりますし、
  前に担当していた介護事業所、今回、お決めになるところですね。
  そちらとの打ち合わせや何かは全てケアマネを通して
  連絡や書類・申請なんかも扱いますので、安心していただいて
  結構ですよ」

 そうですね(笑
んー…やっぱり、認定が降りないと、事業所は決められませんよね…
認定が降りるまで、動かない方がいいですか?

 「いえ、動いていいと思います。
  こういう状態で、認定予測があいまいであることも話して。
  認定を受けられないってことは、まずないと思います。
  なので、退院後からはこちらにお世話になろうと思いますと
  お話して、今の段階でですね、準備ですとか。
  介護プランの作成ですね。それを、進めてもらった方が
  いいと思います。
   それで、もし、介護ではなく、支援になった場合、
  その時は、こちらで引き受けますし、ケアマネを通して、
  再委託という形で手続きを取りますので。
  ご家族の方の手を再度煩わせることはないと思います(笑
  今日は、出向いていただきましたが…本当、ごめんなさいね。
  本来であれば、患者さんのところ(病院)や、ご自宅に
  出向いてくれるんですよ。なので、担当事業所に
  一度も出向かないこともありえるかな?(笑」

 いえ。今日は、説明を受けさせていただいたので、
来るのはいいんです(笑 まだ決められない状況にあるのは
理解してましたんで。 ただ、決められないのはともかく、
準備があるのでー…と思うと、そういう相談を受けていただけるところが
ないかと思ってたんです。 助かりましたー。

 「いえいえ。ご足労おかけしました。
   この、一覧表ですね、こちらに出ている事業所さんでしたら、
  要介護の取り扱いをできるところなので、
  あとは、患者さんの家族さんで話し合いをして、
  決めることになりますね」

 どこでもいいんですか?

 「どちらでもいいですよー?
  自宅から近いからーとか、そういう理由で決められる方も
  いらっしゃいますし。
   ただ、定員に満たされてる事業所さんもあるんですね。
  そういう場合は、受け入れられないということもあります」

それは、電話で問い合わせたら、その場で教えていただけますか?

 「ええ。その場で、受け入れられるか否かは答えていただけると
  思います」

いくつか、定員状況が記されてる事業所があったんだけど、
あたしの家から近い所(徒歩数分かな)は、不明だった。
 んー…でも、ここの系列で経営してる事業所があるんだよな…
そこにお願いしようかな…印象いいし…
 とか思ってた。

 「あ、それでですね。
  今は、要介護のつもりで準備を進めるんですが、
  要支援になったとしますよね。その場合、再委託を受けて、
  こちらで担当することになるんですが。
   こちらと、こちら…ここも、かな」

一覧に、○をつけてくれながら、言葉を続ける。

 「こちらからの再委託は、現在受け付けてないんです。
  つまり、最初から全て調査などをやり直すという形になります」

 ○がついてるところは、同じ系列の事業所が全部含まれてた…

 「こちらの経営と同じ系列の事業所なんですけどね、
  こちらからの再委託は、認められないんですよ…
  (言い方からして、法律的なものだと思われる)
   なので、選ばれるんでしたら、この印以外のところで
  選ばれると、今後がスムーズです(笑」

 そうですかー。わかりました。
家族で相談して、早急に連絡取ってみます。

 「4月に法改正になって、役所さんも、こういう事業所も、
  把握にアタフタしてるんですよね(笑
  今、一番バタバタしてる時期だと思います(笑」

そうみたいですねぇ(笑

 「法改正で、それ以前よりも複雑に、かつ、不便になったような…
  今後も、改正ごとに、どんどん不便になっていくんでしょうね…」

 叱咤激励をいただきました(大間違い


 つまりは、いかに財政支出を減らしていくかの法案なんだと思う。
@法改正
今までは、ちょっと不自由なだけでも助けてもらえたものが、
ちょっと不自由なだけなら我慢してねというものに変わりつつある。
ということなのかな。

 この先なんて、どうでもいいんです。
今、退院してくれる本人が不自由・不便にならないように、
最低限の準備がしたいだけなんです。

 それって、家族の甘やかしなんですかね?
病院のリハビリ担当さんと打ち合わせをした上で、
下した判断だったんですが。
@役所に再度問いたい、納得行かないセリフ。

 丁寧に説明されて、本当に助かった気分。
もちろん、これで動くことが終わったわけじゃないけど。
(担当事業所に問い合わせしなければならない)

 まずは、家族というか、とーちゃんに話して、
判断をしてもらわなければ…
でも、週末なんだよな…きっと、いないよな、夜は出かけて…(笑

 さー、じゃあ、もう少ししたら、お見舞いに行くかー。
って、あたし、お昼食べてないや。なんか食べようー。

 と、食べたら満足したのか眠くなり、
ちょこっとねと横になったら、
目が覚めたのが22時半でした。

 だんなの夕飯の支度すらしてなかったよ…
(自分で何か食してくれたらしいので、まあいいか)
 申請の類は、動いてもいいですよ。
との許可が病院から出ていたので、動いてみました。

 障害者認定の申請は、書類が必要になるので、
とりあえずは病院窓口へお願いした。@書類作成
「2週間ほどかかります」と言われたので、
出来上がったら連絡をもらうようにした。

 介護保険認定の申請は、自分で市役所へ。
申請自体は簡単です。
書類に、申請に来た人間の住所・氏名を記入し、
認定を受けたい人間の情報を書き込む。
住所・氏名・生年月日・加入保険の記号番号・
今まで介護保険の認定を受けたことがあるか否かの記載。
あとは、入院している病院名や、病名かな。
 必要なものは、保険証だけ。(コピーを取られました)

 「じゃあ、これで申請は受け付けました。
  大体、2週間後くらいになると思いますが、
  認定員が本人(患者)のところに調査に伺います。
  その時は、ご家族も同席ということで。
  ご連絡を差し上げますので、都合のいい時を合わせて
  いただいてー となると思います。
   では、本日はこれでよろしいですよ」

 申請に関しては、それでいいんですが。
あたし、質問もあったのね。だから、呼び止める。

 多分、今の退院予定から考えると、認定が退院後になると思うんですよ。
それはもう理解してるのでいいんですけどね。
 介護器具っていうのがあるじゃないですか。
うちの母の場合、ベッドは必要になると思うんですね。
まだ寝返りが自分ではできないし…
なので、そういうものを退院に間に合わせるように用意しなきゃ
いけないと思ってるんですけど、そういうものをレンタルなりなんなり、
取り扱ってるところがわかれば、教えていただきたいんですが。

 だって。ベッドなんて、退院してきた当日に使うものじゃないですか?
その日にこれちょーだい・あいよっ ってなるほど簡単じゃないと
思うのね(笑

 まあ、それに関する一覧みたいなものをくれて。
はい、どーも。で終わる予定だったんですよ。

 終わらなかったんですよ。戦闘ですよ(笑

 「介護保険は、退院後に適用になる保険なので、
  入院中は適用されません。
  なので、前もって準備…となるのは、できないことになりますね」

 は?
いや、でも、退院してきた当日から必要なわけですよね?
「これがあったらいいなー」ではなく、「ないと困る」わけで。
 それと、住宅改修も同じだと思うんですよ。
今のところ、病院で確認してる限りでは、ほとんど必要ないとのこと
なんですが、手すりは必須になりそうなんですね。
 改修工事なんて、退院当日に来てやってもらう。というわけには
行かないですよね? 前持って予約してとか打ち合わせしてとか…
そういうのは、準備できないってことなんですか?

 あたしの申請を受け付けてくれたのは、女の人でした。
どうも、詳しくはないと思われる。
(事務作業の流れでやってるって感じ。専門職って気はしなかった)
 この受け付けてくれた人は、
「前もって準備は必要ですよね」と同意はしてくれたものの、
判断に困ったのか、助けを求めた。

 これが、多分、専門職の男の人。

コイツがむかつく。

 「今日、申請は受け付けましたが、認定が受けられない場合も
  ありますよね? それは、認定する機関があるので、
  ここではわかりませんが。そうなったら、前もって準備したと
  しても、全額実費になるんです。
  認定を受けたとしても、上限は決まってます。
  それは、認定度数によって違ってくるんですが。
   だから、これも必要・あれも必要と用意したい、
  と希望されても、上限も決まってるし、受けられない場合もある。
  だから、認定を受けるまでは、なんともできないってことなんです」

 …わかってはいますけど、認定を受ける受けないに関わらず、
患者本人は退院してきますよね? それを受け入れられない状況で、
退院されてきても困るんですけど?
 上限が決まってることも、わかってます。
認定内容によっては、受けられないことがあるのもお聞きして
理解してますが、必要なものをそろえないことには、
退院させてあげられないんですが。

 「んー…でも、介護保険というのは、そういう保険なんです」

嘘をつけ。そんな説明、受けたことねーぞ。
(福祉施設でちゃんとケアマネから説明受けたからね、先月だったか)

 「患者本人のご家族さんですから、状況もよく知っていらっしゃるとは
  思いますが、認定するために調査に出向きますよね。
  その調査員が、患者家族さんと同じ判断をするとは限らないんですよ。
  家族は、"これが必要"と思ってることでも、
  調査員にしてみれば、"それは患者が自分でできる。平気"と
  判断することもありますからね。
  そうなったら、希望は通らないことになるんです」

 いや、あの…
病院でリハビリ受けてて、そのリハビリ担当の方に、
行動機能とかは、どの程度回復してるか確認して、
ここに来てるんですけど?
 その上で、手すり・ベッドは必要になるだろうと言われたので、
用意しなきゃと思って、お聞きしてるんですけど…

 「ええ。でも、調査員がどう判断するかわかりませんからね」

 …そうですね。
それはわかってますけど、認定度数に反映されなくても、
必要となった場合、用意しなきゃいけないわけですよね?
保険でカバーするわけでもなく、自己負担でも用意しなきゃ
いけないかもしれないってことですよね?

 「そうですね。認定受けられなくて、それでも必要なら、
  そういうことになりますね」

それならそれで、いいんですけど、購入とか、レンタルとか。
そういう形で、実費でやることになったとしても、
事前準備しておかないと、退院日に家に受け入れられません。

 「いや…でも、保険認定後じゃないと、住宅改修なんかは
  受けられないことですからね。
  退院後の適用保険になるので、まだ入院されてる患者さんの
  ための準備ってことには使えないと思います」

それならそれで、病院と相談して、認定がおりるまで、
入院期間を延ばしてもらうなりなんなりの処置をしてもらうしか
ないです。受け入れられないです。
 困るのは、患者本人ですよね?

 「入院期間が延びると言う事になれば、まだ容態が落ち着いていない
  と判断して、認定ももっと先になるってこともありますよ」

 …あのー…前にここに、申請しようと思ってきたことがあるんですよ。
その時に、「退院の目処が立たないと、申請できません」って
言われたんです。それで、目処が立ったので申請にきたんですが。
容態が云々ではなく、受け入れる自宅側で準備が整ってないから
帰宅できないって判断するしかないんですけど。

 「んー…でも介護保険っていうのは、そういう…
  でも、患者さんは、身動きできるんですよね?
  自力歩行ができるってことですし…
  そうなったら、多分、ベッドは借りられませんよ。
  あれは、寝たきりの患者さんが対象になってるんです。
  自分で身動きできるのに、対象になるとは思えない。
   ご家族が心配して、本人が大変だろうから用意してあげたい
  って気持ちはわからなくはないですけどねぇぇ」

 ここじゃ話になんねーな。って判断はしてました。
してたんですけど、あからさまにチグハグすぎません?
前準備はできない・退院を延ばすなら申請も先に。
おまけにここ、役所内なんですが、
 "相談窓口"って看板かかってるんですよ?
"申請窓口"ってだけじゃないんです。
 まともに説明もできない・相談にも乗らない。
挙句に、家族側が甘やかしてるから、いろいろと準備したいんでしょ?
と言わんばかりの言葉じゃないですか?

 素直に引き下がってくればねー。
疲れないで済んだんだけどねー。
負けるもんかなんですよ。
 ボケ。 受ける権利はこっちにあるんだアホンダラ。

 前準備もできない状態って…ベッドなんて、毎日使うものじゃないですか。
退院当日に、寝ないわけじゃないですよね(苦笑
 他の方ってどうしてるんですか?

 「…どうしてるんでしょうね?」
あたしに聞き返すか、どういう了見だ。

 「ここは、上がってきた書類をチェックするだけの機関ですから」

だから、ここは"相談窓口"って書いてあるんじゃねーのかよ?!
 もー…イライライライラ…
でも、最後の発言で、「ああ、ここはお役所なんだな」って再認識。

 「こういうことは、担当ケアマネさんをつけて、
  その方と相談しながら進めるものなんですよ。
  申請にしても、こういう、準備するものに関してもですね。
  事前申請の必要な準備もありますし。
   病院に、そういう方、いますので」

 いません。ソーシャルワーカーはいないって言われたんです。
なので、相談する先がないんですよねぇ。だから、お聞きしにきたんですが。

 「あー、いない… そうなんですか…
  早めに、担当ケアマネさんをお願いする形で、
  その方が、いろいろと相談にも乗っていただけますし、
  介護プランなんかも、立てていけますし」

 そうですか。
ケアマネさんって、どこに行ったらいらっしゃるんですか?

(これは、知ってた。道外の友達が調べて教えてくれたからね(笑
 でも、この目の前の人は、多分、知らないと思う。
 何か聞くたびに、後ろにいる上司?に確認に行く。
 全然、話が進まない。 だから、イジワルしてやった(笑)

 「さきほどお渡しした一覧の中に、施設一覧があるんですけど、
  そちらにいらっしゃれば、ケアマネさんはいらっしゃまいますよ。
  あー…でも… 介護認定によって、
  要介護と要支援っていうのに別れるんですけど、
  介護と支援だと、担当施設が違うんですよね…
  だから、認定もまだの段階で、こちらでどうぞってはならないし…
  担当施設が決まらないことには、担当ケアマネもつけられないですね…」

 …どうしろと言ってるのだ、この税金泥棒は(暴言

 これ以上話してても無駄だろうなーと思って。

担当ケアマネを今決めるってわけじゃなくて、こういう、「相談」?
それを受けてくれるケアマネさんがいらっしゃるところを
教えて欲しいんですけど。
認定がおりないことには、先に進まないのはわかってます。
でも、おりるまでに、準備もあるのは当然じゃないですか。
何もわからないので、相談したいと思ってるんですが、
こちらじゃ無理なんですよね?専門職の方じゃないと。

 この後、また上司に確認に行って、いい加減、長居している
あたしを「うるさい人だなー」という視線を遠くから投げかけた
上司が、一緒に窓口まできて、参戦。

 「担当ケアマネはつけられないと思いますよ。
  認定も受けてない状態で、引き受けてくれるケアマネさんは
  いないと思います」

 いや、だから(苦笑
担当ケアマネは認定後の話だってわかってます。お聞きしたんで。
そうじゃなくて、ケアプランとか相談できるところはないですかって
お聞きしたんです。実費だとしても、保険対象前だとしても、
準備しなければいけないものはあるし。
そういうのが、どの程度必要になるのか、とか、相談できるところは
あるんですよね? それをお聞きしてるんですが。

 「いやー…でも、担当ケアマネにもならないのに、
  相談受けてくれるところはないと思いますけど…」

あるんですよ。包括支援センターというところがそれです。
もちろん、そのまま担当さんになってくれるとは限りませんが
(認定の度合いにもよるので)相談だけは受け付けてくれます。
 と、聞いていたので、気持ちは強気なあたし(笑

 いや、でも、聞くだけ聞いてみます。
受け付けてもらえなきゃそれはそれで仕方ないと思うんですけど、
どうにか動かなきゃいけないのは現実ですし。
 ○○という施設は、ケアマネさんいらっしゃるんですか?
(これは、友達が調べて教えてくれた施設名。
 前にあたしが自分でアポなし訪問したところ(笑)

 ここ、介護保険専門に担当してる窓口なのよ?
なのに、これだけの質問。
10分待たされた返答。 挙句、「いると思いますよ
これだけ待たせておいて、「思います」だ?
 きっちり調べてこんかい!!

 あまりにもあまりで、イライラしてたので、
帰宅して、荷物も降ろさずに、包括支援センターへ電話する。
電話で簡単に説明して、市役所でこういう風に言われたってことを
説明して。
 「…そんな言い方されたんですか…
  あの、相談だけでしたら、いくらでも受け付けますよ。
  お聞きになってるとおり、認定が決まらないことには、
  どこの施設を利用するとか決められないんで、
  確実に"引き受けますよ"とはお答えできないんですが…
   そうですね…電話でしたらなんですから、
  直接、ご家族さんとですね。 直接お話をお伺いできればと
  思うんですが…」

ああ、いつでもいけます。月曜日とかでもいいです。
(土・日は、施設事務所は休みだと思ったので)

 「平日の方がいいですか…?」

いや、別に。週末とかでもかまわないんですが。

 「そうですか。明日の土曜日、私、出勤してるんですよ。
  午前中は訪問の予定が入ってるんで、無理なんですが、
  午後からでしたら事務所にいますよ」

電話に出てくれた方が名乗ってくれたので、こちらも名乗り、
土曜日の予約ゲット。

 それが、本日の午後です。

市役所よりは期待してるけど(笑
あんまり、過大な期待は…
きっとまた、たらい回しにされるんだろうなぁと。

 本来ならね、病院でこういう相談に乗ってくれればいいんだけどね。

 アタリが悪いというか…
仕方ないさ。こういう状態なのは、現実なんだもの。

 他に動く人もいないしね。
 

集金

2006年5月26日 お仕事
 月末が近づいてきているので、
集金の方がチョコチョコ見えている。

 先月末も同じように見えていたので、
「実家が留守であれば、2Fの○号室に声かけてください」と
伝えてあった。それで留守なら仕方ないけど(笑
何度も足労かけるのもねぇと思ったから。

 一件しか覚えてないんですが。
  しかも、集金じゃなくて、宅配便の配達のおっちゃん(笑


 "留守でしたので、連絡ください"のような紙が入っている。
一々電話も面倒…
でも、昨日、ちゃんと電話したよ。
今朝から数件、集金が来てくれてる。

 そのうちの1件。ガス・灯油代の集金。
(うちはアパートが持ち家なので、業者さんと提携しているため、
毎月末、集金に来ていただいている)

 先月末、来なかったんだよね…

正しくは、来てるんだと思う。
でも、"留守でした"の紙も入ってなかったし、
"連絡ください"もなかったし。
ましてや、電話の一本もなかった。
(何度も来たんですよ と担当者は話していたが)
 来たら払ってくれる とでも思ってるんだろうねぇ。
そりゃまあ、払わなきゃならんけどさ(笑
でも、支払い分が残ってるのって、なんだか落ち着かないのよね。

 この手ので、一番ひどかったのは、NHKの集金。
今は担当集金員が変わったのでそういうことはなくなったんだけど。

 3ヶ月に一度くらいしか来ないの。
で、「3か月分、溜まってますから払ってください」
溜まってんじゃなくて、溜めたのは誰だ?! なのよ。

 「なんで毎月来てくれないの? 払わないって言ってないでしょ?」
 「いや、忙しいんで
オマエ、それが仕事だろう?!

 詳しいことはわかんないけど、NHKの集金のアルバイトのおばさん
だったみたいなのね@前の担当者
だから、1ヶ月分を1件と換算して、件数に付き、いくらという
歩合給みたいなもんだったんじゃなかろうかと予測。

 そりゃ、毎月来るよりも、一度に来て、3ヶ月とか持ってった方がラクよね。

でも、払ってやらなかったもん(爆

 毎月、一か月分だけ。
ちゃんと指定した期日(給料日後とかね)に来てくれない分には、
絶対払ってやらなかったの。@かーちゃんが
 「払って欲しかったら、ちゃんと約束してあるとおりに
  集金に来てちょうだい」

 最大で、半年とか溜め込まれたよ。
さすがに頭に来て、NHKの窓口みたいなところに電話してた。
ちゃんとした職員さんが頭下げつつ集金に来た。
(その時は、全額支払った。きっちり苦情も入れた(笑)

 ここ最近は、おじさんに代わってるみたいだから、
あのおばさん、担当地区とか変わったんだろうなー。
 リハビリ計画の説明を受けたのと前後して、
今度は看護婦さんがやってきた。

 かーちゃんが、一人でどの程度の作業がこなせるかの確認らしい。

 ここ最近、なんだかこういう説明・アンケートみたいなのが多い。
今週の頭くらいに、食事のアンケートも来ていた。
「言っても変わらないから」というかーちゃんを他所に、
ズケズケと本音で書いてやった(笑(無記名だったので(笑)

 内容は、自力歩行ができるかとか、トイレを済ませられるかとか。
顔を洗えるか・歯磨きできるか・うがいできるか・寝返り打てるか
その他モロモロ。

 かーちゃんは、できることはできると答えてたし、
「今は無理だけど、少しずつね、できるようになってきてるの」とか
答えてたんだよねぇ。

 なんかちょっと、思い当たることがあったので、
過大評価・将来展望込で自己申告するな。と思ったりもしてた(笑

 このアンケート(とは違うのかな。調査?)のやりとりを聞いていて、
初めて知ったことがあった。

 病院のお風呂の浴槽って、床置き式なんだそうで。
一般家庭にあるようなやつ。浴槽に入るのに、一度跨いで入る。という。
 もちろん、介助さんはついてますが(同級生らしい、かーちゃんの(笑)
自分でヨイショと跨ぐこと・足を上げることが可能なんだそうで。

 なんだぁ、そうなんだ…
うちの実家のお風呂がこのタイプ。
風呂改装だぁ!! と妹と一緒にとーちゃんの前で騒いでみたんですが(爆
「俺が入れるからいいよ」ととーちゃんはその気無しでした。
ムゥ…便乗して、新しいお風呂ーと思ったんだが(笑

 でもこの話を聞いてる限りでは、改装の必要はなさげ。
ただ、手すりは必需品になるらしい。

 とーちゃんにこの話をしたところ、
「風呂場に手すりは無理だな。どうやってもつけられない。
 他の場所なら、なんとかつけることはできるけどなぁ…」

そっか。まあ、それもしゃーないんでないかな。
かーちゃん一人でオフロに入れなきゃいいことなんだし(笑

 でも、玄関とトイレ。 これは絶対手すりはいるよ。
面倒がらずにつけてもらわなきゃ困るからね、大工さん(笑
と釘は刺しておきました。

 玄関は段差があるし、トイレは立ったり座ったりするし。
いずれ回復していくかもしれないけど、当面は不安だと思うのね、かーちゃん本人が。
 「生きててくれるだけでいい」って言ったんだ。
生きててくれて、おまけに動けるんだ。

 そのくらい、文句言わずにやりやがれ(笑

リハビリ計画

2006年5月25日 患者
 薬の副作用も落ち着いてきました。@あたし
本調子ではないんだけど、動けないほどでもなくなってきた。
ただ、身体が火照る。ポカポカ。
あと、夜眠れない。短時間睡眠。
2時頃寝て、5時頃起きる。 どんな年寄りだ。
 でも、割と元気。

 今日はしばらくぶりに、家の夕飯の準備を済ませてから
病院に向かった。
(ここ最近は、副作用がきつくて、病院に行く時間ギリギリまで
ウダウダしてたもので(^ ^;)ゞ
いつも、帰宅後に作ってました)
見舞い時間ギリギリまで病院にいられます。
だんなは日勤なので、夜9時過ぎなきゃ帰ってこないしね。

 ダラダラと話してたら、リハビリ室の方が来た。
あたしは初めて見た人だけど、最近はその人に担当してもらってると
話していたかーちゃん。
腕の担当の方は、体調崩して入院されていて…
今回来た人は、歩行訓練とかの担当らしいんだけど、
いつもは違う人。正担当の人が、出張中でいないためらしい。

 「○○さん(かーちゃん)のリハビリ計画書を作ってきました。
  ご説明させていただきますね。
   現段階の目標としては、自宅内の自力歩行ですね。
  杖等使わず、自力で歩いていただくと。
  今現在も、リハビリ室内ですけども、支えもなく、
  一人で歩かれるんですよ、お母様(笑
  まだ、一人で歩くには不安があるみたいなので、
  付き添いはついてますけれどもね。
  でも、順調に回復されてますよー」

ふむふむ。とーちゃんがこの間、リハビリの見学をした時に、
一人で歩いてたので驚いたと言ってたからなぁ(笑
 不安なのは、やっぱり、転倒ですね。
それで無駄なケガしても大変なわけで(笑
でも、段差の上り下りの練習もしてるらしいし。
実家は、平屋。部屋の中の段差は敷居くらいなもんで…
問題になるのは、玄関くらいかな?
それでも、階段の一段よりは低いわけだから、なんとかなるでしょう、と。

 「で、自宅内自力歩行が現段階の目標で、
  その達成時期は、退院時という目標になってます。
  なので、目標が達成された時点で、退院の運びになると
  認識していただいてかまわないと思います」

そうですかー…じゃあ、あと一ヶ月も入院してないんだろうなぁ…

 「ご本人でもよろしいですし、ご家族、娘さんでもよろしいですけど、
  何か要望はありますか?
  "これはできるようにしてもらいたい!!"とか?」

 んーと、要望とは違うんですけども。 質問、かな?(笑
 自力歩行が心配なくなったら、退院になりますよね?
 その後、通院でリハビリは継続になるんですか?

 「あーはい。それはもう、ご本人が希望されるのであれば、
  いくらでも(笑」

 いや、本人は、腕の方も心配してるんですよね。
 倒れる前ほど器用に戻るとは思ってないみたいなんですが(笑
 もう少し、自由が利けばなぁと。
  リハビリ始めてから、全然動かなかったものが動くようになってる
 ので、期待も大きいみたいで(笑

 「そうですよねぇ(笑 本当、○○さん、がんばってますからー。
   今回の計画書は、当面の目標なんですね。
  もちろん、歩行訓練・足のリハビリと平行して、
  腕・手・指のリハビリもやってるんですけども。
   んーと…変な言い方ですけど、もしも、歩行に心配がなくなって、
  退院される時が来て。その時点で、ご本人が、
  "もうこの程度でいいわ"と、回復に満足されるのであれば、
  その時点で腕のリハビリを辞める、という判断もできることは
  できるんですけどね」

 「いやだぁ… 動くまでがんばる(笑」

 「ですよね(笑 なので、退院の見通しまでの計画書なんです。
  その後は、もう、お母様の目標次第で、こちらも計画させて
  いただきますよ(笑」

 あたしが聞きたかったのは、退院後、リハビリをどの程度
行なうのかだったんだが、なんだか楽しそうにかーちゃんと話してたので、
聞きそびれてしまった(笑
 毎日来なさいとか、週に1回でいいよ、とか。
まあそれは退院が決まってから確認してもいいかぁ。

 この説明を聞いた後、その計画書とやらにサインをした。
「ちゃんと聞きましたよ」のサイン(笑
 プリモばあちゃんと、パキパキばあちゃん。

この二人、仲悪しです(笑

 それはもう、傍で見ていてもわかるほど、
お互いに毛嫌いしてるのが見て取れる。

 性格的にも、合いそうもない。
パキパキばあちゃんは、人の助けを出来るだけ借りず、
できることは自分で。 誰かに助けてもらったら、
最大限の感謝・気遣いをすることを忘れない。
プリモばあちゃんは、自分は不自由で大変だから、
人の助けがなければ何もできない。
助ける余力があるのなら、いくらでもやってもらいたいと思う人。
(ただこれは、今、患者さんという立場にいるので、
 本質以上の甘えも出てるもんだと思って、容認はできる)

 パキパキばあちゃんも、物言いはキツイ。
なので、全面的にプリモばあちゃんが悪いとは言えないし…

 あたしは、性質的に、そりが合わないんだろうと思ってた。

 でも、そうじゃないみたい。

 プリモばあちゃんって、
身体を支える力が、まだ弱いみたいなのね。
だから、車椅子とかで移動する時には、体幹部にコルセットを
装着するらしい。(腰への負担を軽くするためなのかな?)
 もちろん、それには看護士もしくは介護士の助けが必要。
(車椅子で移動するのは、自分でできるみたいだけど)
「お散歩しにいくとか、動きたい時は呼んでね」って、
言われてるのを聞いたことがある。

 でも、プリモばあちゃんは、動かない身体が億劫なのか、
動いてるのを見たことはない。
トイレも、紙おむつで済ませてるし。
リハビリは受けてるみたいだけど、見学したことないしね(笑

 このプリモばあちゃん。
とにかく動くのが億劫という印象が強いんだが。

 どうも、活発に動き始める時があるらしい。

 真夜中。

 ベッドには、柵がついてます。
それは取り外しが可能なんですが。
ベッドから降りたりする時には、外したりずらしたりして
対応するんですけどね。

 それを、ガチャガチャとするそうです。
上方向にスポッと抜けるものなのですが、
うまく外せないんでしょうね、一人では。

 まあ、それで時間がかかってもなんとか外すと、
自分一人でチョロチョーロと動き出してしまうわけらしいんです。

 もちろん、看護婦さんにも怒られてる。
そして、同室の患者さんにも安眠妨害となる。

 これに対して、パキパキばあちゃんが一喝。
「勝手に動こうとするんじゃない!!
 看護婦にも言われてるでしょ、危ないんだよって!!
 どうしてこんな夜中に動くの?!
 アンタがケガしたらねっ、困るのは自分だけじゃないんだよっ
 看護婦だって、監督不行き届きで怒られるんだよっ
  人の迷惑も少しは考えなさい!!」
でも、とりあえずは、1週間も我慢したらしいので(笑
このくらいは出ちゃうだろうなぁ…@キツイ言葉
間違えたことは言ってないと思うしね。

 かーちゃんから聞いただけだから、多少はオーバーかな?
とも思ったんだけどねー。
(かーちゃんも、安眠妨害されてる患者さんだから(笑)
看護婦の対応聞いて、そうじゃないこと確信。

 ベッドの柵、縛り付けちゃったらしいです。自力で外せないように。
つまりは、それだけ危険が伴うってことなんだろうねぇ。

 でも、それでも諦めずにガタガタしてたから、
パキパキばあちゃんに怒鳴られたらしいです。

 なんだろうなぁ…
眠りが浅くて、夜にチョロチョロしたくなるのかなぁ…

 「違うの。
  夜だと、看護婦さんとか介護さんとか、人数少ないでしょ。
  それなら、自分で好き勝手に動き回れるし、
  文句も言われない。だから、夜動きたいんだって」

 …それは、入院患者としてはどうなんだ(^ ^;)
 今日、看護婦さんがかーちゃんのベッドにやってきた。

 「障害者とか、介護保険なんかの申請。
  心配されてたみたいなんだけど?」

ああ、それ、娘のあたしです。
「全部、ご家族で動いてください」と受付で言われたからね。
かーちゃんが自分で動けるわけなかろうて(笑

 「あ、そうでしたか。
  もう、申請されてもいいですよ♪
  医師の方で、診断書等の準備はしてくれるそうですから」

ああ、そうですか。ありがとうございます。

 「障害の方は、病院の受付で申し出てください。
  そしたら、必要書類を用意しますので」

は? 受付で聞いたら、「全部家族でやってください」って
言われたんですけど?

 「え? どこのですか?

いや、ここの1階の事務員に。
だから、動けと言われてもどうしていいかわからないし…
ただ、申請には1ヶ月くらいかかるって聞いたんですよね、
市役所で説明してもらった時に。
退院に間に合うように手続きしたいなぁと思ってたんで、
この間、ちょっとお尋ねしたんですよ。

 「いえいえ。障害は、こちらの病院の方で、書類を用意します。
  介護保険の方は、患者さん本人・もしくは家族の方が
  直接、窓口の方に申請に行くんですよね」

ええ、聞きました。市役所で。

 「障害の方は、その書類を持参して、申請するんです。
  だから、1階受付の方で申し出てくだされば、
  書類用意をして、出来上がったら、ご連絡という形になるんですよ」

ああ、そうなんですか。わかりました。ありがとうございますー。

 と一応会話は終わらせましたが、
1階事務員は、そんなこといわなかったぞ。
確認したあたしも、
「障害認定や、介護保険認定のための申請は、どうしたらいいですかね?」
と確認したんだし。

 なーんかね。
ちゃんと仕事しろよって気分@病院受付
 昨日頼まれていた、リハビリ用の靴。
今日、購入していきました。

 お店のコーナーにつくと、担当店員さんがいたんだけど、
かーちゃんの靴を購入した時にいた店員さんとは違う人だった。

 あー…同級生? だよね…?

 中学の時の同級生で、芸能人と同じ名前(サイ○ウユキちゃんと言う)
だからフルネームで覚えてた(笑
 賢い人でしたねぇ。
ただ、性格に難が…悪い人ではないし、いじわるでもないんですが。
からかわれてしまう体質と言うか。
 一生懸命 という雰囲気の。
なんとなく、介護とかリハビリとか、そういう福祉関連の職場
(まあ、ここでは販売員ですが、アドバイスとかしますしね)に
いるってことが、「ああ、ぴったり」と思う子でした。
 「同級生だよね?」と声はかけなかったの。
え? だって、あたしのこと覚えてるかどうかわかんないし。
(あたしは特徴のある名前じゃない。でも、エロゲのキャラと
 同姓同名と聞いた(爆)
例えば覚えててくれてて、思い出してくれててーとかになっても、
「…老けたね?」って言われても切ないじゃないっすか(ノДT)
だから、言わなかったの(笑
 販売員さんとして、お客様として、お話した程度。
だんなが一緒だったので、「今の人、いくつに見えたー?」と帰りに
聞いてみた。
 「40歳くらいじゃね?
...( = =) トオイメ そっか…40歳ね…そうか…世間様からは、
そのくらいに見えるのか…@あたしの年齢
 お相手は、きちんとお化粧して、社会人スタイル。
あたしは、顔はとりあえずは洗ったが、あとは野ざらしな(爆
えーと… がんばります(何を

購入したので、レシート持って、患者さんへ渡す。
 「ありがとうーっ お手数おかけしましたっ
  これ、裸足で履いてもいいのよね?」
ああ、いいと思いますよー?かーちゃん、裸足だし(笑
 「それがいいと思って、すっごく欲しかったの!!
  今、バレエシューズでしょ? 靴下履かないとダメって、
  リハビリさんとかに言われてて…
  これから夏になるし、靴下履いてると暑いのよね(笑
   本当にありがとう。面倒かけちゃって…」
いえいえ。サイズいいですか?合わなければ、取り替えてきますよ?
 「ううん。大丈夫。 これ、軽ーい」

 気に入っていただけたみたいで、よかったです。

 この患者さん、43歳だったかしら。
ご家族はいらっしゃるんですよ。地元の方ですし。
そろそろ成人かなーっていうお子様がお二人。
 つい最近も、外出されてたし、ご家族もそこそこ面会に
いらしてる様子で。
あたしがこの靴を購入したのは、地元の人間であれば、
店名を言えば「ああ、あそこなんだ」とすぐにわかるお店。

 わざわざ、他人のあたしに頭を下げてまで頼んだ理由が、
今日、わかりました。(秘密に書きます)

 だいじょぶだから。
医学の発展、なめちゃいけないぜ(*`д´)b
 

欲しい〜

2006年5月23日 患者
 昨日の月曜日は、自分の調子が悪かったので、
かーちゃんの病院には行かなかった。
服薬治療の副作用が予想されたから。
前に同じ治療してた時も、具合悪くて動けなくって。
その旨、かーちゃんには伝えてあり、
 月曜日あたりは、具合悪くて来れないかもだから。
 来なくても、心配しないように。副作用でうなってるだけだ(笑
との会話をしてありました。
かーちゃんは、副作用が出ることを知っていましたので、
あっさり信じてくれて助かった(笑

 夜7時頃。妹から電話が来る。
んーと…この時間は、妹はかーちゃんの病院に行ってるはずだ。
(妹は夜間バイトに出かける。この日は8時から勤務のはずなので
 出勤前に病院に顔を出していたはず)

 はいよー?
 「おねぇ(あたし)、明日は病院来るー?」
 うん。多分ー。なんでー?
 「かーちゃんがはいてる、靴、あるっしょー?
  あれね、隣のベッドの患者さんも欲しいんだって。
  だから、買ってきてって」
 買ってきてって…あれ、4000円くらいするけど…いいの?
 「え? そんなにするの?」
 うん。リハビリ用の靴だから、高いよー?
 「かーちゃん、2000円くらいじゃない? って言うから、
  そう言っちゃったよ、その患者さんに(笑
  わかったー。今、病室にいないから、戻ってきたら確認して、
  もう一度電話するー」
 ほいほい。あー、あとね。靴のサイズと、靴の色も聞いておいてー。
 「色?」
 うん。その青色と、そんな草色っつーのかな…そんな色がある。
 「わかったよー」

 かーちゃんは、リハビリ用の靴を履いている。
(写真の物とは違うんですけどね)
大型のお店で、バレエシューズを購入しようと、靴屋さんに
行ってみたのですが、あいにくなかった。
あらー…どうしようかなぁと思いつつ歩いていたら、
介護用品コーナーがあって。
そこに、リハビリ用の靴が並んでいたんですよねー。
たまたま担当店員さんがいたので、いろいろお話聞いて、
高いかな? とは思ったけど、買っちゃった。
いいの。資金はとーちゃんから出てるから、気にしない(笑

 今回、この靴を欲しがった患者さんは、
病室では一番若い患者さんで。
今は、バレエシューズを履いてたかな。
 かーちゃんが使ってる靴は、写真のようなマジックテープは
ついていないもので、スポンと足を入れられるタイプ。
まだ前かがみになれない状態だと言ったら、
「足をスルッと入れられるタイプの方が履きやすいですよー」と
担当店員さんに言われたので、素直に従った。

 リハビリ用だからなのか、値段の問題なのか(笑
すごーく軽いです。軽い上に、履きやすいです。
でも、デザインがちょっと…ババくさい(^ ^;)
 かーちゃんが退院してきて、外を歩くようになったら、
もうちょっとおしゃれなデザインな黒い靴があったので、
あちらを購入しようね。と考えている。

再度、妹から電話。
 「その値段でもいいから、買って欲しいってー。
  サイズは、24.5だって」
 あいよ。靴の色は?
 「かーちゃんと同じ、青でいいみたいよ?」
 ほいー。 あー、あのさ?
 これ、サイズがなかったら取り寄せになるんだよね。
 そしたらどうする?
 「どのくらい時間かかるの?」
 前に聞いた時は、1週間くらいって聞いた記憶だけどー
 「あー、いいんじゃないかな、そのくらいなら。
  なんか、すっごく欲しいって言ってたから(笑」
 そっかー(笑 じゃあ、んーと…一応、明日、確認してくる。
 サイズと色、希望のがあったら、買っていく。
 取り寄せしなきゃいけないなら、一度、病院に行くわ。
 んで、確認してから、取り寄せてもらうことにするから。
 そーやって、言っておいて。
 「わかったー」

 …明日は、副作用、出てくれるなよぉ…(懇願

いやいや…?

2006年5月23日 患者
 おかしいから。

半年

2006年5月21日 患者
 かーちゃんの病室にいらっしゃる、若い患者さん。

あれ? でも40歳代でー、しかも後半って聞いたな…
見た目はもっと若いんですけどね。
同室の患者が、70歳に手が届くよね?が2名と、
50歳代半ばのかーちゃんなので、すごーく若く見えます(笑

 この方は、左側に麻痺が出ているようで、
車椅子で自由に移動もしてますし、
見たことはないけど、多分、歩くのも多少はできるんじゃないかな。
(リハビリとかでやってるんじゃなかろうかと)
 先週だったか、外出されてましたし。
旦那様が迎えに来て、自宅に戻ってたんだってー。
まあ、ラブラブ。
 最近の話ではないようですが、外泊許可を頂いて、
旅行にも行ってこられたとか。横浜だったかな。
 パキパキばあちゃんと大笑いするような話をしてるのも
楽しそうだけど、この若い患者さんと静かにお話してるのも、
充実してそうなかーちゃん。
(ちなみにかーちゃんは、この若い患者さんのことを、
"おねぇさん"と呼んでいる。 確かに、若いんだが…
お子さんが、18歳と16歳って聞いたが(笑)

 入院生活も2年を越えたそうです。
あらー…長いなぁ…
というか、なんでだろう?なんで、入院してるのかな?
かーちゃんみたいな脳出血?なのかな?
 これは、かーちゃん情報なんだけど、
疾病名まで聞かなかったーとかで、わかりませんでした。

 先日、この患者さんにお見舞い客がいらしてて。
その時の会話で、

 「頭に入れたのって、自分の頭蓋骨なの?人工の骨?」
 「そんなの、私じゃわかんないよ(笑」
 「そうだよね、手術してる時は、意識ないもんね(笑」

というやりとりをされてまして。
 もしかして、事故…? とか思いましたけどねぇ。

 「あの患者、すごいよなぁ」
と、とーちゃんが自宅で話してる時に言った。
何が? 自力で移動できるから?
 「あれ? 聞いてない?
  あの患者さんな、半年も意識不明だったんだってよ」
へ? 半年?!
 「おぅ。なんで病院に運ばれたんだ?」
知らん。自分の頭蓋骨?人工?とかどうのとか話してたから、
事故かなぁとか思ったりしたけど。
 「ほー。 病院に運ばれた時にはもう意識なくて、
  手術とかもしたんだけど、半年も意識が戻らなかったんだって
  話してたぞ」

 ほぇー…
たった丸二日間、目を開けなかっただけでズタボロだったのに
@我が家の家族たち

 2年は耐えられない。
患者じゃなくて、家族が耐えられません(笑

 元気になってよかったですねぇ。

 本当、脳関連ってわからんね。
同じ病名でも、出てくる結果(麻痺とか)は全員違うもの… 
 かーちゃんの病室にいると、定期的に聞こえてくる声。

 声は大きく、元気です。
ダミ声ですが、おばあちゃんの声です。

 それがねぇ…
あたしは、経験がないのですが…
一緒に暮らして、事あるごとにお嫁さんにお小言を言う
お姑さんって、こんな感じなのかしら…?
と思ってしまうよな、そんな雰囲気なんです。
(これで伝わるのか?(笑)

 多い時は、5分ごとくらいに聞こえてきます。
深夜などはわかりませんが、
この患者さんが起きていらっしゃる時間帯は、
最低でも20分に一度は聞こえる声です。

 個室にいらっしゃる患者さんで、
年齢もかなりご高齢だと思います(見た目)
歩くのは無理な様子ですが、車椅子で自力移動ができます。
個室入口についている名札の横に、
トイレのマークのシールがついてたので、
多分、ポータブルトイレご利用だと思います。
(この病院では、ポータブルトイレを利用している患者さんが
名札を見てわかるように、シールをつけてあった。
最近気が付いた(笑)
 食事は、食堂で済ませてるようです。
食堂兼談話室ですね。希望者がそちらで食事を済ませます。
個室に入っているので、話し相手が欲しいとか。
相部屋だけど、話し相手がいないからとか。
仲のいい患者さんとは、病室が違うから、食事くらいは一緒にとか。
 理由はそれぞれみたいですけどもね。

   ちょぉおっとぉおお〜 

 これ、ナースコールです。
もちろん、ちゃんとしたナースコールはついてますよ(笑
この患者さんは、使わないで、自分で呼ぶんです。

 返事をしてもらえるまで、何度も発声。
いや、違うな。誰かが病室に来て、自分の要望を聞いてくれるまで
続けてるな(笑

 でも、手が回らない時もありますよね。@介護士・看護士
そういう時は、負けないくらい大きな声で、

 「はーーーい!! ○○さん、ちょっと待ってねーーっっ」

というお返事も聞こえます(笑
 この患者さんは、「はい」と返事をした数秒後、また叫びます。

 ちょぉおっとぉおお〜〜〜〜っっ もう〜〜〜〜っっっっ

 用件は、本当にちょっとしたこと。
枕の位置をちょっとだけずらしてくれ とかー
車椅子の向きを、もう少しだけ右にずらしてくれ とかー
お茶を飲んだから、コップを洗ってきてくれ とかー
 そんなに必死になるほど呼ぶ用事なのかとも思うが(笑
と言うか、用事のある時はまだいい。
単に、話し相手をご所望の時もある(笑
 今、かーちゃんがいる階は、介護士さんの人数が多く、
手の空いてる時には、用事がなくても病室に顔を出してくれて、
「今日は天気がいいですねー」みたいな雑談とかしてくれる。
それ以外は、動き回っていることが多い。(廊下の足音でわかる)
まして、「ちょっと待ってね」と返事をされたってことは、
何かお忙しいってことなんだろうと判断できないだろうか…
 介護士・看護士って、大変なお仕事ですね…
これ、自分の親なんかにやられたら、
「何?! 毎度うるさいよ!!」とか言っちゃいそうですもんねぇ(笑

 これ、ご自分で動けないならわからないではないんですが、
ある程度、自分で動ける患者さんなんですよ。
食事も自分で済ませてるみたいですし。
歩けないけど、手は自由になるみたいなんですよね。
ベッドから車椅子にだって、自分で移動してる。
談話室にはテレビもあるので、無人のことって、わりと少ない。
だから、ヒマだわー話し相手が欲しいわーと思えば、
移動すれば、誰かがいたりする(笑

 そんなに大きな病院でもないので、
その階にある病室は15室くらいかなぁ。
でも、どこにいても聞こえる。
トイレの個室に入ってても聞こえる。
 うむ。元気なようだ(笑

 時々、介護士や看護士に怒られてる声も聞こえる。
「どうしたのー? え? 食堂から病室に戻してくれ?
 そんなの、○○さん、自分で車椅子で移動できるでしょー?
 ゆっくりでもいいから、ちゃんと自分で移動してちょうだい。
 できることは自分でやらなきゃだめなんだよ」
うむ。正論。

 実はかーちゃんも、食堂で食事をしませんかと提案されていた。
車椅子で自力で移動するのは問題なくできるし、
病室にいるよりも、食堂の大人数の中で食事すると、
目先も変わるし、話し相手もいるし、楽しいですよーと。

 かーちゃん、断ったんだって。

かーちゃんの病室にいる患者さん4名の中では、1人だけ、
食堂に移動して食事をしている。
1人は自力でほとんど身動きできない(というかしない?)
プリモばあちゃんだし(笑
パキパキばあちゃんは、一度だけ経験あり。それで、お断りして
病室で食事取ってる。
若い患者さんだけが、移動してるんだよね。

 同じ病室の人も行ってるんだし、いいんじゃないのー?
と聞いてみたんだけど、
その移動してる若い患者さんと、一度だけ経験したパキパキばあちゃん。
二人に「やめといた方がいいよ」と止められたんだって(笑

 理由は、 ちょぉおっとぉおお〜 の患者さん。
この方、食事中もこんな調子。
介護士や看護士の手が回らないと
(食事介助もあるので、結構忙しい時間帯)
その場にいる患者さんにでも、どうにかしてもらえるまで、
騒ぎ続けるそうです。
パキパキばあちゃんのように、(笑
「できることは自分でやりなさい!!」などと申し付けようものなら
ギャアギャアと大騒ぎで収拾つかなくなるとか。

 「あんなのと一緒じゃ、食べた気しないわっ」
とパキパキばあちゃんは怒ってましたが(笑

 そうだねぇ…
気疲れするくらいなら、病室で食べた方がいいか(笑
夕飯の時は、家族の誰かがいられるようにしてますしね、あたしたち。
 今日、看護婦さんに聞いてみた。
かーちゃんの退院の目処。

 まだ全然。 まるっきり見えないってことではないんだけど。
それは知ってたんだけど。
正しくは、退院の目処がはっきりした段階で、
保険等の申請をしたいから。
だから、その旨、聞いてみた。

 看護婦さんの話では、
障害認定に関しては、多分まだ、先生は診断書を書かないでしょう
とのこと。
介護保険の申請にしても、同じこと。

 倒れて1ヵ月半。
かーちゃんはまだ回復する兆しがある。
「この程度かな?」と思われるところまで回復が到達するまでは、
先生ははっきりした診断書を作成しない。というのだ。

 障害認定も介護保険認定も、1ヶ月ほどの時間を要する。
なので、退院の際には間に合うように申請をしたい。と
申し出てみたのですが。
 退院するまでに、認定を受けなければならないってことではないのよ。
 退院が、例えば2週間前に決まりました。それから申請しました。
 認定よりも、退院が先になりましたってことでも、
 全然問題はないんですよ。

 わかってます。

障害認定に関しては、多分、この形になってしまうと思う。
退院に間に合わせるように認定を受けることはできないだろうと。
 障害者手帳には等級があるので、
回復の最終段階と医師がある程度予測する段階に来るまでは、
はっきりと診断書を作成することができないんでしょう。

 でもね?
介護保険の認定を受けないことには、どうにもならない。
認定を受ける前に退院になってしまうと、
自宅が受け入れできる状態が整っていないことになる。

 いや、受け入れ状態を作るのは可能ですね。
可能なんですけども、全額実費になるのですが。

 今の段階で判断するには、最低の条件として、
手すりは必要になると思う。
そして、特殊ベッド。これだけは外せない。

 特殊ベッドは、レンタルができる。
介護保険でどの程度に認定されるかによるんですが。
(障害者の等級のようなものが、介護保険にもある)
 購入で、30万〜50万がいいところかな。
これが、介護保険でレンタルするとなると、毎月1000円前後で済む。
所詮は消耗品。いずれは壊れるでしょう。
それなら、レンタルで快適に使えたほうがいい。
 ので、レンタル希望。

(これはもしかしたら、当座は実費でレンタルを受けて、
 後に認定されれば、差額は請求できるのかもしれない。
 でも、市役所でははっきりとした説明をしてくれなかったので、
 実際のところはよくわからない)

 かーちゃんの場合は、手すりだけでいいとは思うんですが、
例えば、段差をなくしてバリアフリーにする等の、
自宅の改修ってありますよね。
これも、上限は決まってるけど、支給されます(20万円だったかな)

 事前申請が必要。

 認定されてもいないのに、事前申請って無理でしょ(笑
まして、退院後に認定を受ける形で問題ないなんて、
資格の意味では、問題はないけど、実際に生活する
患者本人のかーちゃんにとっては、問題大有りですよ(笑

 わからないのに、頼れる人がいない。
どこに聞いても、たらい回し状態。

 病院は、家族が勝手に動けと言う。

じゃあ、動きましょうか。わからないからこそ、早めに。と
動いてみれば、

市役所・福祉施設は、「まだ早いですね」と。病院に相談しろと言う。

 正直、イライラする。
かーちゃんが退院することになったら、
嬉しいのは本当だけど、それは気持ちの問題であって、
現実問題は山積み。 やらなきゃいけないことも山積み。
 そんな精神状態で、自宅介護(とまで大げさかどうかはわからんが)
が、果たしてこなせるのかどうか。

 今から不安。

2006年5月18日 患者
 入院生活も、1ヵ月半を超えました。
まだ具体的にではないんですが、
退院後のお話なんかもチラホラ出てきていて、
やっと先が見えてきたなーってホッとしてます。

 この入院期間中、嬉しかったこと。

 「私も、娘を産んでおけばよかったわ」という発言。


 ICU→個室→2人部屋に移った時、
最初に2人部屋で相部屋だった患者さん。
すでに退院されてるのですがね。
お祝いにお花を渡した患者さんです。
(倒れられたわけではなく、手術のために前後、入院していた。
 回復されて、退院されました)

 この患者さんは、お子さんはいらっしゃるのですが、
男の子しかいらっしゃらないんだそうです。
そういえば、お見舞いに見えてたのは、男の人しか
見かけなかったなぁ(笑

 「大事にされてるとは言え、やっぱり、女のことをわかってくれるのは
  女。子供だったら、息子より、娘よね。
  お母さん(うちのかーちゃん)を見てると、本当、思うわ。
  私も、娘を産んでおけばよかったわ(笑」

 退院おめでとうございます、と、かーちゃんがお花を手渡しに
数メートルしか離れていないお相手の病室に出向き、
その帰り、かーちゃんの病室まで付き添っていただいたのですが(笑

 その時に、一緒にいたあたしや妹に対して、
このようにおっしゃってくれたんです。

 
 今の病室の、パキパキばあちゃんや、プリモばあちゃんも、
言ってくれます。
 「やっぱり、娘さんはいいわねぇ」
パキパキばあちゃんには、息子さんがいらっしゃるだけだったかな?
プリモばあちゃんには、娘がいるんだけどな(笑

 がんばってね と言われたよりも、大変だね と言われたよりも。
「自分の身体も大切にしろ!!」と仲良し従兄から怒られたよりも(爆
(先月の不調を知っていたため、うるさいくらい怒られたー(笑)

 
 ずーっと、嬉しかった。

「いいわねぇ」って思ってもらえるほど、
あたしは何かしてあげられてるのかはわかんないけど(笑

 かーちゃんが、その発言を否定しないでいてくれたのも、
すごく嬉しかったです。
(うちのかーちゃんは、例えば悪さをした子がいますよーとの
 噂が流れてきた時に、"うちの子に限って!!"ではなく、
 "うちの子?!"と真っ先に疑ってくれるいい母親だったので(爆
 あんまり褒められた記憶がないので、
 こんな些細なことでも嬉しい娘・32歳(爆)

残念。

2006年5月18日 患者
 せっかく話し相手がいて、和気藹々とやっている病室。
特に仲良しなのは、向かいのベッドのパキパキしたおばあちゃん。

 来週、退院なさるそうです。
それは、おめでとうございます。なんですけどー(笑

 このパキパキばあちゃんは、杖をついてはいますが、
一人で身動きできます。
利き手の右側はまったく平気なので(麻痺は左側に出た)
今現在は介助など一切必要なく、行動されてます。

 して、かーちゃんの面倒も見てくれてます(笑

 この病室に来てから、かーちゃんが自主的に
ベッドから出て行動するようになりました。
今まではこちらから提案して、「じゃあ、そうしようかな」って
程度だったんで。

 今では、午前中→自主リハビリで、リハビリ室へ。
もちろん、パキパキばあちゃんと二人で。
午後からは、通常のリハビリのためリハビリ室へ。
と、一日中忙しく動き回ってる様子なかーちゃん。

 きっと、一人でいたら、自主的にリハビリ室になんて
行かないよね、きっと…

 うーん…残念。

 「私が退院する時は、一緒に引きずって行くよ!!」
とパキパキばあちゃんは笑って話してくれてたんですが。

 来週じゃあ、ちょっと無理です(笑

お友達

2006年5月17日 患者
 かーちゃんが、心配している。
連絡を取っているお友達に、もう1ヶ月以上も音信不通。

 あまり出歩くことはないかーちゃんでしたけど、
月に一度くらいは、「元気してるー?」と
電話で連絡取り合ったりしてたみたいなんですよね、友達と。
それで都合が合えば、お茶飲みしたりーとか。

 あたしは実家の片付けなんかで出入りはしているものの、
滞在しているわけではないので、
もしも電話連絡が入っていたとしても、
留守電に残してくれない場合は、気が付かない。

 かーちゃん自身も、友達が元気でやっているかどうかは気になる。
でも、連絡を取るとなると、自分ではできない。
娘のあたしがすることになる。
当然、「お母さんは?」と聞かれてしまうことになる。

 入院していることは、話してもいいんだけど。
もう元気だしね(笑
身体は不自由だけど、意識もはっきりしてるし、
会話も困らない。本当、元気そう。
 連絡を受けた人が、慌てて面会に来てくれて、
「思ったより元気そうでホッとした」と言って帰ってくれることを
考えると、本当に病人っぽくないんだろうと思う(笑

 ただ、慌てて面会に来てくれるという状況を心配する。
お相手だって忙しいでしょう。
働いてる人もいるし…
そして、「お気遣い」 これがうっとうしい(笑

 そんなことのために連絡入れるんじゃないんだけどなぁ…

 連絡も入れないでいたら、退院した後、
「なんで電話くらいくれないの?!」と怒られることも予想できる(笑

 迷ってはいたんですが、
かーちゃんが、「とにかく元気だ」と念を押すことを忘れずに、
連絡だけ入れてくれないだろうか、と。
出来る限り、入院先も伏せてくれ、と。

 んー…でも、地元の人だし…
倒れて入院してるんですー。と伝えれば、「どこの病院?」って
聞かれるのは当然ですよね(笑

 かーちゃんが連絡して欲しい所は、3件。
(他の友達は、とーちゃん伝てやらで、すでに伝わっている)
 1件は、昔の同僚。
10年ほど前、今、かーちゃんが入院している病院にて、
当時中学生の娘さんを亡くされた(交通事故)
病院から、居住地が見えるくらい近い(笑

 2件は、小中学校の同級生。
内1件は、旦那様を2年前に病気で亡くし、
今は隣の市に住む娘夫婦宅とご自宅を行き来する生活をしている。
残り1件は、所在不明…かーちゃんが心配してるのは、この人。
 住んでる家も知ってるし(実は結構近所だ)
旦那様のお仕事は、うちのとーちゃんと接点がある人なので、
旦那様がご健在なのも承知。
ただ、かーちゃんのお友達であるこの方本人に連絡がつかない。
携帯にかけても、本人が出ない。いつかけても、留守。
これは、かーちゃんが倒れる前から続いていて。
 去年12月に、子宮がんで手術されたんですよ。
それも、結構いい期間だけ放置した後だったみたいで(笑
末期でどうのこうのというお話は聞きませんでしたし、
本人も1週間ほどで退院していたので、大事に至らずに
よかったね。と話してはいたんですが。
もしかして、また調子が悪いのでは…? と心配なんですよね。

 まあ、最後の1件は連絡がつかないだろうとは思うのですが、
他の2件には、近いうちに連絡してみようかと思ってます。

 年を取ってからも続く人間関係。
かーちゃんが大切にしていたものであれば、
出来る限り、残していきたいですしね。
 末っ子という生き物が嫌いです。
大概にしとけ。

うーむ…

2006年5月16日 患者
 だるい。
っつーか、眠い。
薬のせいなんだろうなぁ…(婦人科処方薬)
昼間眠くなる。午後からね。
午前中はチョコチョコと動くんだけどー…
気を抜くと、昼から寝てしまう。

 今日は、かーちゃんの病院に行くのが遅くなってしまった。
でも、顔は出してきた。

 かーちゃんのお友達が来たらしい。
このお友達の娘は、あたしの幼馴染だ。
そうだな…子供の時からの付き合いで、いまだに
連絡が取れるっつーのは、この子だけだな…

 来月、結婚するんだってさー。
おなかには2ヶ月になるお子様が。
 ふむふむ。
30歳過ぎて、できちゃった婚かぁ…

 いや、いいんだけどさ(笑
あたし個人では、好かないけどさ。
今、珍しくないしさ。
いいと思うのですよ。
 この子の父親も、いいだけ破天荒(というかバカ)で、
母親は頼りなくて。ずーっと苦労してた子だった(主に金銭面で)
だから、素直におめでとございます。やっと解放されるね(笑

 ただ、納得行かないのは、
結婚前に子供を作っても「おめでとう」と祝福される人と、
順を追ったにも関わらず、結婚式(正しくは披露宴)を
しなかったがために延々と文句言われて、
"結婚したなんて認められない"とか言われちゃってたあたし。

 なんでこんなに差があるんだよ。と思うと(笑
 たまご2パックのお見舞い客は、土曜日に来た。
して、日曜日にも結構たくさんの人がきた。

 前日聞いていたように、かーちゃん姉その2が、
息子夫婦と3人で。
早い時間に来ることは予想してたので、行ってようかなぁと
思ったんだけどね。かーちゃんも、
「着てくれるよね?」って言うし…
(一人で対応はイヤらしい(笑)
 だから、早めに行こうと思ってたんだけど、
なんだか調子悪くて。@あたし
多分、婦人科の薬の服用を開始してるから、
だるいんだと思うんだけどね。
 でもそろそろ行くかぁと思ってたところ、
どうやら妹がもう行ってる様子だ…(車がなかった)
なんだぁ。じゃあ、あたし、慌てて行くことないや。
かーちゃん姉が帰ってからにしようっと(笑

 日曜日は、母の日だったので、何か買っていこうかな。
そーいや、ドーナツ食べたいって言ってたしな。
ミスドにでも寄るかな。と考えていたところ、
妹帰宅。「今、かーちゃん姉その1が着てるよ」
マジすか。じゃあ、もうちょっとゆっくりしていこう(笑
かーちゃん姉その2は帰った?
「うん。帰った。2時間くらいいたよ。
 従兄から電話あってさぁ。(かーちゃん姉その2の息子)
 "助けてー…"って言うから、どうしたのかと思ったら、
 車のバッテリー上がったんだって(笑」
妹は、救出要員に借り出されたらしい(笑

 かーちゃん姉その2が帰ろうとしたところに
かーちゃん姉その1が娘と一緒に来て。
少し話して帰った、とか。
(その1とその2は、仲良くない)

 かーちゃん姉その1が帰っただろうなーと思う時間帯に
顔を出してみた。うむ。読みどおりで、もういなかった(笑

 かーちゃん姉その2からは、
海苔巻きとよもぎ餅(餡付)が差し入れにおいてあった。
あとは、母の日だからって、カーネーションが置いてありました。
 かーちゃん姉その1からは、
いちごを頂いていた。冷蔵庫に入ってた。

 「そのいちごね、
  "うちの冷蔵庫に入らないから持ってきたから"って
  言って、置いてったよ」

 んなもん、突っ返せ!!
多分、ちゃんと、お見舞い用に買っていただいたんだと思うんだけど。
それでも、そんな言い方ってないだろう?
 病室の冷蔵庫は小さいんだし、入れられたらジャマだから、
持って帰れ!! って言ってやらなきゃだめじゃないか!!
 ほんっと、一言余計っつーか、言葉知らないっつーか。
この人、久しぶりに会うような相手に対して、
「あら、生きてたの?」と聞く人。
殺しても死なないようなタイプのあたしなんかに聞くなら
それも冗談で通じるんだけど、病弱で、本当に、
"元気かしら…"と不安になるような相手に言うのよ。
 で、注意されると、「そんなつもりじゃ…」
どんなつもりだっつーんだ。どんだけ注意されたらわかるんじゃ。

 顔を見ればイライラするのはわかってるから、
時間をズラして、会わないようにしてるんだけど、
後から話聞いてもイライラ。
 やっぱり、面と向かって噛み付いてやった方が
精神的にラクかしら(-?- )

 あたしは、ミスドと母の日用のお花を購入して出向いた。
今年のお花は、ブリザードフラワーにしてみました。
これなら手入れの心配いらないし、小さな物だから、
病室にあっても邪魔にならないしね。
 ってか、母の日に花なんて、初めて贈ったよ…
(例年、形の残る物で渡してる。服とか、鞄とか。
 せっかくだから、残った方がいいよなーと思って(笑)

 ミスドは、病室の方へおすそ分け。
海苔巻きは少量だったんだけど、向かい側の元気なばあちゃんに
だけ おすそわけ(笑
 明日は、いちごをみなさんにおすそ分けしよう。
どうせ、余り物らしいしー? 一人で1パックは無理だしね(笑

 さすがにクセのある姉が2人も来た事で、
かーちゃんも疲れたっぽい。
7時を回ったら、「なんだか眠いわ…疲れたみたい…」
と言い出したので、寝るといいよ。と伝えて、帰ることに。

 本日、桜が満開だったようです。@地元
病院から見えるところに桜がないのが残念ですが。
夜桜なんだけど、覗きに行って、写真撮ってきたので、
明日にでも見せてあげようかと思っております。

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