同じなのにね

目の前にいる人の言ってることは、
自分が主張してることとまったく同じなのに、
それには気がつかず、相手のことを苦笑いで見てる。

こちらから見たら、ｵﾏｴも同類じゃって気分。


弟の入院先の病棟で、ｵｯｻﾝ(50代くらいかな)と話してるのを見かけて。
同じ病室の人?と弟に確認したら、病棟が同じとのこと。
この病院では、薬物に限らず、ｱﾙｺｰﾙ・ｷﾞｬﾝﾌﾞﾙと、
依存症と名のつく病名の患者さんは、全員が同じﾐｰﾃｨﾝｸﾞに参加するらしい。
このｵｯｻﾝはｷﾞｬﾝﾌﾞﾙ依存症だそうで、その場で話すようになった人だとか。

ｷﾞｬﾝﾌﾞﾙで身を持ち崩し、自己破産し、家族にも見放され一人きり。
生活保護を受給していたけれど、それすらｷﾞｬﾝﾌﾞﾙにつぎ込み、
食べることもできずに死にそうになっていたところを
福祉課の方?に助けていただいて、病院へ入院となったそうです。

うちの弟と似たようなもんてす。
働きもせず(働けもせず)、資金援助を家族から拒絶され、
しかも家から追い出され住むところもなく帰るところもない、
仕方なく、入院している患者ですからw


これは退院数日前の話で、弟はすでに施設入所が決まってた。
弟の状況に似てる(退院後に身を寄せる場所がない・自立も難しい)
だからきっと、あの患者さんもどこか受け入れ先を探して
施設に入所するのかねってな話をしたんです。

「本人は、施設に入る予定はないって言ってた。
　そんなところには入らない、入りたくないって。
　だから生活保護を継続受給して、一人暮らししつつ、
　依存症克服するために努力するって話してた」

そりゃ、通らないでしょうよ…現に一度、破綻してるのに…
わかるでしょ?弟だって、同じようなことを主張したら、
「話にならん」って鼻先であしらわれて終わったでしょ?w

「うん…w」


あの人、そんなうまくいかないと思うけど、どうなるんだろうねー
みたいな他人事の空気で話をしていた弟。
途端に自分とのあまりにも恥ずかしい共通点というか
もろかぶりな主張に気がついて恥ずかしかったようですw