…同じタイプか?

2009年12月10日 患者
 お兄さんが本日、お帰りになりました。



空港まで送っていくと言っているのに、逃げ回られることは想像がつき、
本当に、付き添いの立場の人間は2人以上いないとダメだな!!と学習。
(一人が患者についていれば、"大丈夫ですよ、席外しても"と
 もう一人が身動きすることは容易いから)


 本日は、母を連れて行きました。
ガッチリ捕獲しましたよ、お兄さんのこと(爆
いや、たまたま母のリハビリ通院の日で、
迎えに行った帰り道で「兄がもう帰ると言っているんだ」と
だんなから連絡があったので、そのまま急行したのです。



 わかってるんですよ。
一緒にいても、疲れるだけなんだって。
あたしはそんなに疲れるお相手じゃないけど
(だんなに"しっかり成分配合"した感じの人なので、免疫がある。
 お相手にとって、オイラは未知の生物でしかない(笑)
でも、せめて最後の日くらい、お見送りくらいはしたい。
あと、お土産だって持っていっていただきたい。
名目は「義母様(の仏壇)へ上げてください」
それなら、断りきれまい。 フハハハハ



 空港へ行くために病院を出る。
お兄さんは、しっかり諦めていただいて(笑
まっすぐ向かってもよかったんですけども、
お兄さんは結婚式にもいらっしゃらなかったので、
我が家を見ていない。
でも、我が家は見せられる状況にはなくて…
でもでも、住んでいるところくらい、知っておいていただけたら。
せっかくこちらにいらっしゃって、次回はいつになるかわからないんだから。

 そう思ったので、自宅経由で空港へ。
家には上がりませんでしたが、アパート外観を確認して、
あの部屋に住んでます、下が私の実家です という説明をして、
軽いマスオさん状態なんですよね。多分、すごくうっとうしいと思います
と話したら大笑いしてました。
 「あいつは人に甘えるタイプだから、
  嫁さんのご両親が近くにいてくれるんだから、幸せなんじゃないかな」
といううちの母に対する礼儀も欠かさずにお返事していただけましたが、
多分、すごく心配したでしょうなぁ…アハハ


 空港につき、駐車場に入り、出入り口付近でお兄さんを降ろす。

 「あのね、あたしといると、疲れますよね? 自由になりたいですよね?」

 「イヤイヤッ そんなことないですよー(笑」

 「いや、多分、もうお疲れなんですよねー。
  お土産とかも見たいってお話ですし、別行動しましょう。
  時間もまだ4時、夕飯にも早いですし。
  適当な時間になったら、電話を鳴らしますから、
  絶対に出てくださいね? 逃げたら迷子アナウンスかけますよ?」

 「(爆 わ、わかりました(笑」



ということで、別行動。
まずは適当にお菓子を見繕って、ガシガシ詰め込む。
多いなら多くていいんだ。お兄さんだって配る先がある。
そっちに配分してくれたっていいんだから、詰め込む詰め込む。
本当は、お兄さんが買う予定のお土産品は、すべて用意したかったんだけど、
そんなことさせてもらえないのはわかっていたし、
こちらでお渡しするものですからーと伝えたって、お買い物もさせてもらえなかったと
思うから、別行動ができるのは、好都合だったのです。


 で、みいちゃんは思った。
お兄さんは、絶対に一緒にご飯を食べるつもりは、ない。
きっと呼び出し電話までに「ラーメン食っちゃったんで(^ ^;)」とか
大嘘ついてでも、ご馳走させてはくれないと思う。


 みいちゃんナメンナヽ(`Д´)ノ 絶対ご馳走する!!
とは言うものの、引きずり回すわけにも行きませんし、
殴ってしまうのはもっといけないし…(似てはいても、だんなの兄だ別人だ(笑)


 ああ、お持たせできるものならどうだろう?
お弁当とか。機内でもいいし、帰宅するのは夜12時を過ぎる。
家についたらほっとして、おなかが空くかもしれない。

 空弁かなー…でも、ナマモノだからなぁ…
これから6時間近く、この季節の建物内を持ち歩くのは危険のような…
どこに行っても暖房入ってるもんねぇ。
 あ、そうだ。 あれにしよう。 お気に入りのサンドイッチ。
割と有名で、おいしい。 滅多に食べないけどねー。高いから…(´・ω・)

 一つだけと言うのも味気ないし…家にはお義父様だっているし…
(待ってはいないだろうが)
もしかすると、長兄さんが駅まででもお迎えに来るのかもしれない?
そうしたら、一人分ってわけにも…ふたつくらい持たせるか…?
とメニューとにらめっこしたところ、2人分くらいの量が入っているセットが
あったので、それにしました。 1500円。
…アレ? 安い? 2人分のサンドイッチ1500円なら、安い方なの?
(このお店のメニューの中では安い金額の方だとは思うけど)
わかんないや…うち、貧乏だし…(´・ω・)


 いろいろ買い込んで、お兄さんがすぐにわかるだろう場所に移動してから電話。
無視されないでやってきてくれたよヽ(A`*)ノ


 じゃあ、ご飯にしましょうか。 何食べます? お寿司とか?

 「いや、あの…本当にいいんで…」

 いいじゃないですかー。おなかすいてませんか?

 「いやー…ちょっと、腹の調子も良くないんで…」



そう来たかorz 遠慮なら引きずっていけても、調子が悪いと言われたら
無理強いできんではないかヽ(`Д´)ノ なんて賢いんだヽ(`Д´)ノ


 やっぱりねー…断られるだろうなって思ってましたっ(゚Д゚#)

 「いやいや、本当に、遠慮とかじゃないんで(苦笑)」

 そうですよねぇ。もういい加減にほっといて欲しいですよねぇ(笑

 「そんなことないですよっ」

 いいんですよ、本音で(笑
 あ、そうだ。これ、お菓子が少し入ってます。
 義母様へお願いできますか?

 「えっ …あ、じゃあ、遠慮なくいただきますね」

 ええ、遠慮されても困るんですよ。お兄さんに配達を頼む形ですからねっ

 「わかりました。預からせていただきます(笑」

 あー…で、数がいくつかあるので、もしも多すぎると思われるんであれば、
 お兄さんの方で配られる先もあるでしょうし、そちらのお使い物にでも
 なさってください。それは全然かまいませんのでー。
 あと、これ、ちっちゃな袋は、姪っ子ちゃんへです。渡してくださいね。
 "ともにいにからですよ"と伝えてください。だんなに頼まれてますんで(笑

 「あ、本当、どうもすみません、いろいろ気遣っていただいて」

 それでですね、これは、サンドイッチなんですけども。
 …ご飯、ご馳走させていただけないって読んでたんですよ。
 あたし、賢いんですよ、ナメてもらっちゃ困るんですよ(爆
 家についたら、疲れてお腹空いてるかも知れないですし、
 ほんのちょっとですけど、お腹満たしてください。

 「あ、ありがとうございます」

 これ、ともがダイスキで、一度は食わせてやってくれとご指定だったんで、
 食べてみてくださいね。

 「いや、本当、何から何まで…」


この後、今後の方針が決まったり、退院が決まったりとか、
動きがあったらきちんと連絡しますからと約束して。
でも、本人の声を聞くのが一番安心だろうから、
簡単な連絡は本人にできるだけさせますから、と約束。
(詳しい内容は、私がします、アイツじゃてきとーな連絡になりますしと)


 ではそろそろ、解放してあげますね(笑
 えーと、時間までもう少しありますし、ご飯を食べるなら、3F。
 お腹が空いてらっしゃらなくて、どこかで休んでいようと思うなら、
 4Fにフリースペースがあるんで、そちらがラクだと思います。
 空いてますしね。 コーヒーとかも買えるお店ありますから。

 「わかりました。
  今後、本当に苦労かけますが、よろしくお願いします。
  お義母さん(うちの母)にも、いろいろとご迷惑かけますが、
  弟がお世話になります、よろしくお願いします」


とペコペコ合戦して、別れました。




 本当に、ばかな弟で、兄にこんなに心配かけて、散財させて。
「いや、俺も金持ちじゃないんだけど(笑
 大丈夫です。こういう言い方はアレですけど、タイミングがよかった(笑」


 …お兄さんは、オイラと同じタイプなのかなー…とちと思った。
性格とか、性質とかは、格段にあちらが上。
あんなにできた人間は、そうそういない。
 「顔を見て安心できたから、来てよかった。
  それに、こんなことでもなければ北海道に来るきっかけもないし(笑」
と笑っておられました。



 今度は本当に、ゆっくり観光していただけるような来訪であってほしい。
もちろん、ご招待したいと思ってます。


 ま、それまで一緒にいればだけどねー。

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