そういうものなのか?

　だんなの会社にて。

　メーカークレームが入ったそうで。
えー?!　なにそれ?!　ってほどには珍しくない様子。
だからと言って、そう頻繁にあるわけでもないが。
(そんな会社、とっとと潰れてしまう(笑)
年に1〜2回くらい聞くかなぁ…ってくらいかな。
だんなの話では。
ただ、だんなはすべてを報告するタイプでもないので
(仕事は家庭に持ち込まない主義なんだそうだ)
もしかするともっとあるのかも?

　それが、今年に入ってすでに2回、聞いている。

部品製造をしているので、その納品先では、
その部品を使用して、製品を製造する。
クレームが出ると言うことは、その納品先で生産がストップ
してしまうと言うことで。
損害がどうのこうのと、いろいろと大変。
(また、この製品の単価も大きい上に、
在庫を抱え込むような部品でもないためらしい)

　メーカークレームが入ると、すぐに現場に報告が入り、
事情聴取?のようなことを受ける。
この製造したの、誰ー?　のようなことから始まるのだが。

　はっきり言って、現場の人間は覚えていない(笑
クレームが出るような部品をわざと製造してるわけじゃない上、
交代制の持ち場のために、自分一人がその持ち場のすべての
製造に関わっているわけではないため。

　ロッド番号等を確認、日報等と照らし合わせて、
その部品を製造した人間・班などを特定する。
まあ、だからと言って、その個人が覚えているわけでもなく。
1つ2つと作るものではないし、メーカークレームが来る段階では、
納品から1ヶ月単位で時間が経っていることも珍しくないため。

　今月頭、メーカークレームがあったと報告が来た。
何か異常はなかったか(機械等のトラブルとか)などの
調査が入ったらしいのだが。
で、だんなも一応リーダーなどという役職についているため
現場管理としての責任も問われてしまうのだが。

　「覚えてない」
　「思い出して」

のやり取りを何度か繰り返し(笑
　「それ、いつの製造分?」
　「えーと…2月の頭…7日かな」
　「俺しらなーい(笑」
　「そんなこと言わないで、思い出してみて」
　「知らんって。俺、その日、いないもの」

　ええ。うちのだんな、有給休暇期間中なんですよ、その日。
前後含めて4日間が有給休暇で、その後、3日間がシフト休。
合計1週間、不在だった。
＠法事のため。義母が逝去から1年経過しました。

　「あ…そうなんだー…じゃあ知らないよねぇ」
　「日報見たらわかるだろうさ(笑
　　せめてその日に出勤してる奴に聞いてよ(笑」

メーカークレームが入って慌てているせいなのか、
ロット番号が確認できれば、製造日時・その時の持ち場の担当名まで
確認できるのに、そこからスポッと確認を忘れてしまうのか、
こういうことが多々ある。今までも何度かあった(笑

　クレーム品は、大抵戻されて、修正の手を加えて再納品。
修正できないものは、再製造。
もちろん、この分は引っかぶりの会社。
個人で責任を負わせるような状況は、今までは聴いたことないです。
一応、厳重注意があるくらいかな。＠担当者
それも怠慢から来る注意力散漫のような、頻繁にやらかしてしまっていれば、
いろいろと措置もある。
解雇もあるし、部署移動もあるし。
解雇は聞いたことないけど、部署移動は1人、聞いたことあるな。
(夜勤で入るととにかく寝る。たったままでも寝る。
ある意味、特技かな(笑＠立ち寝)

　でもまあ、メーカークレームは、会社にとっては痛手。
損害も出るし、当然、信用問題だから。

　滅多に聞かないメーカークレームが、
先日、また入ったそうだ。
これで今月で2回目。ゼロではないけど、そうあるものではないので、
ちょっと問題に。

　「覚えてない?　思い出して」
と言われても、覚えていない現場の人たち。

　ロッド番号から確認すると、どうやら1年ちょっと前に
納品されたものらしい。
ってことは、それ以前に製造されたもので…
中々、覚えている人はいないでしょう(笑

　1年前の日報をひっくり返してみたところ、
その日の製造担当であるリーダーが、タケシ。
(職務怠慢・無断欠勤など、いろいろと問題児。
　120kgの身体が特徴。逆切れ退職)

　「いやー…もう彼が辞めて1年も経つし…
　　何か覚えてることないかい?」

1年も前のことで、しかも自分が担当していたわけでもないことを
覚えているわけもなく。
それでも原因究明に必死だったようなので、

　「タケシに電話してみりゃいいじゃん(笑」

と放置していたようなんですが。
(まあ、電話されたって、タケシだって覚えてないだろうが)

　そういや、アイツ、どうしてるんだろうねー。
などと、久々に話題に上るタケシ。
会社を辞めた後、ペンキ屋さんに就職して、その後、
自分の上司だった人間に
　「すごくすばらしい職場。紹介するから、来ないかい?」
などと斡旋までしてきた、どんな思考回路してるのか聞きたくなる彼。

　「そういや、俺、先週、かな?
　　あいつ、タケシ!!　見たよ!!」

　「どこで?」

　「○○駅の前、歩いてたよ!!」

車を運転中に歩行者であったタケシを見かけた、とその人は言う。
でもその○○駅と言うのは、タケシが住む町の隣街。
タケシは車を持っていたはずなので、電車を利用することが
あるだろうか…(北海道の子は、基本、車で身動きします(笑)
なおかつ、その街は、あたしらが居住する街で、
どう考えても、お買い物に来たとか遊びにきたとか言う場所でもなく…

　「似た人だったんじゃないのー?」

　「いーやっ　あの腹の出具合は絶対にタケシだ」

"腹"てアナタ(´Д`；)

　でももしも目撃したのがタケシだとすると、
もしかして仕事、辞めちゃったのかな…と。
＠目撃されたのが、平日だったので
まあ、あまりいい評判でもなかったし、部下にはとことん嫌われてる人
だったこともあって、今では連絡を取り合う人は皆無。
そのため、詳細はまったくわからないんですが。

　( ・◇・)?(・◇・ )　メーカークレームってどうなった?

　「さあ?　タケシの話題でそれ以上は進まなかった。
　　事務所の人間がアタフタしてんじゃないの?(笑」

…そんな会社なのか、だんなの会社は…
(結局、原因究明できなかったみたいです。
　とにかく、覚えている人がいない上に、担当者が退職済ってのが
　ネックだったようで(苦笑)

　でも、納品された部品を、1年も経過してから使用するってのも
また珍しい話だそうで。
まあ、腐るものではないらしいけど(笑