退院

2006年6月26日 患者
 三ヶ月の入院生活を終えることに。

退院日には清算するだろう入院費を鞄にしまいこんで、お迎えに。
あとは、ジュースを2ケース持参@ナースステーションへのお礼


 向かい側のベッドにいた、パキパキばあちゃんは、
すでに退院済。本日の朝一番で退院したそうだ。

 昨日の外出の時に、持てる分は持ち出した私物。
今日も…結構残ってたなぁ。やっぱり3ヶ月って長かったんだな。
いろんなもの持ち込んでたのね(笑

 車まで2往復してすべて運び出す。
さあ、ご挨拶して、いよいよ退院ですよ。

 3階ナースステーションに、ジュースを渡してご挨拶。
「気を遣わないでくださいー」と言われたのですが、
"持ち帰るのが大変なので、もらってください"と言い切ってきました(爆

 もう一度病室に戻って、もう1ケースのジュースを持ち上げ、
同じ病室に残っている患者さん二人にもご挨拶。
(プリモばあちゃんと2年半入院している方)
 「リハビリには毎日来るから、また顔出すね」
 "お世話になりました" 
と、かーちゃんとあたしがそれぞれご挨拶して、病室を出る。

 次は2階ナースステーション。
本日退院であることを話し、ジュースを差し出す。
 「すみませーん」 で終わった。
しかも、受け取ったのはクラークの人間だ。
(入院病棟にて事務をこなす人)
かーちゃんが世話になったのは、看護士や介護士だったんだが…
まあいいか(笑

 かーちゃん姉その1にも声をかけていこうと思ったんだけど、
覗いたところ、睡眠中だったので、声をかけずに退散。

 午前中、弟その2が自宅に来てくれていた。
 「今日退院って聞いてたけど、俺、忙しくなっちゃって、
  入院中に全然顔出せなかったからさ。
  病院より、自宅の方が確実と思って。 賢いべ?(笑」
でもかーちゃん、お昼頃じゃないと帰ってこない(笑
@電話でも伝えてあったんだけどねー(笑

 なので、病院を出てすぐ、かーちゃんに電話をさせる@携帯
「あとから顔出すからー」とやりとり終了。

 自宅について、荷物を下ろし。
フゥと一息ついたところで、弟その2が来訪。

 いろいろお話していたんですが、かーちゃんがうっかりと
口を滑らせる@姉その1の入院
あーあ…言っちゃった…と、脱衣場で洗濯物干しを敢行しながら
気が付いていた。ので、居間に戻った。
 「え?! 俺、何も聞いてないぞ。 聞いてないよな?」
と、あたしを言及する弟その2(笑
 うんー。「絶対言わないで」って口止めされたからね。
 あたしの家庭のことじゃないし、言うなってあれだけ頑なに
 言われたら、勝手に話すのもどうかと思ったしねー。
あとは、症状などを話し、生死の境がどうのという状況ではないことは
伝えておいた。弟その2は
 「ふーん。そっか。知られたくないってことだよな。
  じゃ、俺も知らなかったってことでいいんだよな(笑
   でもさー?なんで秘密にしなきゃなんないの?
  姉さん(かーちゃん)と同じ病院に入院しててさ、バレることくらい
  簡単に想像しそうなもんじゃないか?」

 これはあたしの受け止め方かもしれないけどー…
 「障害は病気と違うから。見捨てないであげてね」って
かーちゃんが入院した時言われたんだよね。
別に、見捨てるなんて言ってないんだけど(笑
 多分、障害を、恥ずかしいと思ってるんだと思う。
自分よりは下の人間と、見下してるんじゃないかなって気がした。
だから、「どうして自分がこんなことになるの」だの、
「恥ずかしい。誰にも会いたくない」だの、言えるんだと思う。

 「あーそか…何が恥ずかしいってんだ。
  じゃあ、自分の親のことも恥ずかしかったのかよだよな?(笑」
(父親が半寝たきりだった兄弟たちなわけです)

 弟その2とその奥様は、グチであっても、話せば親身になって
聞いてくれるし、一緒に怒ってくれたりするので、とてもありがたいのですが、
それに甘えているのもどうだろうと、あまり話してなかったのですが(笑
 入院中のことなどを、少し。
かーちゃん兄弟たちの失言・暴言なども少し。
(かーちゃんが主に話した(笑)

 その後も家事をこなし、夕方になって夕飯の支度。
とーちゃんが釣った魚を友達からもらってきたとかで、
自分でお刺身と煮物を作ってくれたので、あたしはサラダと
味噌汁を作り、ご飯を炊いただけ。あとはだんなのお弁当だね。

 今日はだんながいつもより1時間ほど早く起きたし、
「お義母さんが退院してきたから」と言って、
実家で夕飯を一緒に済ませてくれた。ラクラク(笑

 雑談しつつ、そろそろお風呂に入ろうかととーちゃんが
お湯を張っていた。
 姉その2からお電話。出たのはあたし。
第一声で、"こいつ、酔っ払ってんな…"とわかった。
相手にするのもいやだし、目的の相手はかーちゃんだろうから(笑
とっとと代わって、あたしは台所を片付けていた。

 途中、とーちゃんに電話を代わる様に言われたらしい。
んで、とーちゃんも酒が入っていたので、ペロリと
姉その1が入院していることを暴露してしまう(笑
 「秘密にしとけって言われてもな、後からバレた時。
  その時に、俺らがなんて言われる? 知ってたくせにって
  言われるんだぞ。"秘密にしておいてくれ"と口止めされてたことも
  伝えた。姉その2は、兄弟の上から2番目。
  あとはあいつが、話そうと話すまいと、
  これは○○家(かーちゃん兄弟たち)の付き合いの問題。
  そっちで判断してくれりゃいいんだよ。
   あとから"知ってたくせになんで言わなかった?"と
  言われる心配は、これでなくなった」
というのが、とーちゃんの弁明。まあ、いっか。
あたしがバラしたわけじゃないし、問題になっても知らん(笑

 もう一度かーちゃんに電話を代わって、話してる最中に、
とーちゃんは宴会の呼び出しが入り、出かけてしまった。
お風呂…とーちゃん、かーちゃんのお風呂どうするの…(笑

 湯船に浸かるためには、身体を預けてしまうので、
かーちゃんは、あたしに身体を預けるのは不安だったようだ(笑
(力ないんですー。苦労してないんですねー(笑)
シャワーで済ませることにして、ゆったりのんびり。
垢すりとかしてあげたら、喜んでた(笑

 身体を洗っていたら、
 「ごめんねぇ…本当、自分で何もできない身体になっちゃったもんね…
  大変な思いするね…」
とかーちゃんにポツリと言われた。
自嘲してるわけではなく、心の底から迷惑をかけてすまないという
意味合いで言葉にしたかーちゃん。
 「介護ってね、おしめを取り替えてもらった人がするのが
  自然なんだって。だからこれ、当然なんじゃない?@娘のあたし
  嫁という立場の人には、介護の義務はないものなんだって。
  まあ、うちには嫁はいないけど?(笑」

どこかで見聞きした言葉だったんだけどね。
あたしは、「当然」と思ってやってるし(疲れることあるけどさ(笑)
「ありがとう」の言葉は嬉しいけど、申し訳ないなんて言葉は
もらう気もないし、重荷。
 ただそれだけの感情。

 シャワー・着替えを済ませ、髪の毛を乾かし終わったら
とーちゃんご帰宅。あら、今日は早いのね。

 姉その2の電話でのお話に、食い違いが生じていることが発覚。

 かーちゃんに対しては、
  「あなたは私より長生きする人なんだからね(妹だしね)
   今から自分で動くこと諦めちゃだめ。
   どんどん自分で何でもできるように、凹んでないで
   前向きにかんばるのよ」

 とーちゃんに対しては、
  「私はあの子(かーちゃん)より先に死んでられない」

と言ったそうな。

 先に聞いたのは、とーちゃんが聞いたセリフ。
咄嗟に、
 「無理。年の順に逝くのは、世の常。無理無理。とっとと逝け」
とか言ってしまいました。ヒドイ女だと自分でも思います(笑

 酔っ払いの言動を一々真に受けるなってことなんでしょうか。
でもね、意味がわかんないし。真意もわかんない。

 退院してきたその日に、10歳も年上の姉その2が、
「妹よりも先には死ねない」なんてさ。
かーちゃんが早死にするのが当然って聞こえちゃったんだよね。

 気が立ってたのかも。
今日、暑かったからなー…@暑さ苦手

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