寂しかった。

2006年4月19日 患者
 今日のかーちゃんは、調子悪そうだった。
本日は、病院が午後休診なので、
リハビリも午前中に済ませているはずだったし、
疲れてるのかな? と思ったけど、
顔色もあまりよくない。うむー…

 ぼーっとしてた雰囲気だったかな。
会話ができないってことではないんだけどね。
前日、あまりにもシャキシャキしてたもので、
こうなられると、不安になる臆病者なあたし。

 頭痛がする、と言っていた。
看護婦さんに申し出ろ、と言ったら、
「いい。ほっといたら治るから」
そんなこと続けた結果が入院だろう?!
とりあえずは、怒っておきました(笑

 本日より4日間は、だんなが夜勤のため、
面会終了時間まではいられないので、
いい時間でとーちゃんが来たのを機会に帰ることに。
じゃあ、ご飯の支度あるから帰るからね。と伝えると、
「うん」
明日も来るからね、じゃあね。
「あ、でも、やっぱり、帰らないで」
「おとーさんがいるからいいだろう(笑」
とーちゃんがかーちゃんをなだめてくれたので、
「おやすみ」と見送ってくれたかーちゃん。

 かーちゃんの説明しか聞いてないので、
全てが正しいのかどうかはわかりませんが。

 本日のリハビリ、リハビリ室(1F)に連れて行かれ、
その後、室内で放置されたんだそうで。
時間にして、1時間ほど。
「みんな、お昼休みに入るから、待っててねって言ったの。
 時間見てたから、間違いないよ。
 すごく、寂しかったの。だって、1人だったんだもん」
うむ…あのリハビリ室、広いしね…1人は寂しいかも(笑
「でも、みんないい先生なの。なんだけどね、
 今日は、一人でほったらかしにされちゃったの」
もしかすると、座る練習とかで、10分とか15分とか、
放置されたのかもしれませんねぇ。
まさか患者を連れてきておいて、自分たちは休憩に入るなんて
考えられないし(笑

 かーちゃんは、ナースコールを使うことを覚えた。
喉が乾いたり、排泄を済ませた時に、鳴らすのだ。
(排尿はカテーテルが入ってるので、感覚はないけれど、
 排便は紙おむつなので、わかるそうです。
 こんなことでも嬉しい家族。
 だって、感覚があるってことは、自力で排泄することが
 可能になるかもってことよね。もちろん、回復具合だけどさ。
 感覚ないなら、無理だもの)
呼んだら、飲み物用意してくれるのー?
「うん。冷蔵庫にあるお茶を、入れてくれるの」
うんうん。かーちゃん、水分ちゃんと摂らないと、
尿が出ないからね。どんどん呼びつけるんだよ(笑
「うん。でもね、看護婦さんも、忙しくてね。
 "ちょっと待ってねー"って、待たされる時もあるの」
ふむふむ。でも、ちょっと待ったら、来てくれるんでしょ?
「うん。大体は来てくれる。でもね、
 "ちょっと待ってねー"って、忘れられる時もあるの」
そしたら、またナースコール押しなさい。
忙しくて忘れちゃうこともあるかもしれないしね。
「いい看護婦さんだったらね、もう一度呼んだらね、
 "ごめんなさい!! 忘れちゃってたねっ"って言ってくれるの。
 でも、あんまりよくない看護婦さんだと、忘れてても、
 何にも言わないの」
ふむぅ…それは失礼な話よね。ちゃんと謝ってくれればいいのにね。
「いや、いいんだー。看護婦さん、忙しいしね。
 だから、今は忙しくなさそうかな? って、足音とか声とか
 静かにしてて、様子伺って、大丈夫そうだったら、
 ナースコール押すの。そしたら、待たされないでしょ?(笑」

 これで想像がつきました。
かーちゃんが夜、眠れないと言っていた理由。

 夜中に喉が渇いて目が覚めたとしますね。
普通なら、そこでナースコールを押し、飲み物を用意してもらい、
喉を潤して、再度眠りに落ちる。
 かーちゃんの場合、目が覚めた後、様子を伺うという行為を
挟んでいるため、その間に、眠気が覚めてしまうんじゃないかと(笑

 「看護婦さんは、それが仕事!!」
と、妹と二人で説得してるのですが、なんですかね、かーちゃん。
心配される側になっても、まだ回りに気を遣うって…

 そんなんだから、看護婦さんがやってくれるだろうに、
娘が心配して長時間滞在してるのです(笑

 「ちゃんとするから、連れて帰って」
と、とーちゃんに訴えていました。
とーちゃんとしては、排泄くらいは自分でできるようになるくらいは
リハビリに専念してほしいので、入院していて欲しいとのこと。
そうだねぇ…微熱も続いてるし…娘としても、今、退院させるのは
ちょっと不安が残る。

 頭痛の件に関しては、かーちゃんは申し出なかったと
とーちゃんが言っていたのですが、
妹には電話で頼んでおいたので、多分、妹が伝えてくれたと
信じてます。じゃないと不安なんで(笑

 あー。
あともう一個。
かーちゃんが三途の川を見てきた際(笑
姉その3(10数年前に亡くなってます)に会って、
"こんなところで何してるのっ。帰りなさい!!"と
頭を叩かれ、痛かったので帰ってきた。と、
意識が戻った早い段階からずーっと言ってたんですが(笑
 「ずーっと、考えてたことがあるの」
ふむ? どしたの?
 「あのね、姉さんに会ったでしょ。その時にね、
  背中を向けたままで、こっちは向いてくれなかったんだけど
  背の小さい男の人がいたの」
ほぅ。背が小さかったの? 男の人?
 「うん。背が小さい人」
そっか。じーちゃんは二人とも背が大きかったから違うねぇ…
若い人だった?
 「うん。若い人だった。あれ、○だったんじゃないかな…?」
多分、そうだと思うよ?叔母さんの息子だし。
若く亡くなってるのは、あのお兄ちゃんだけだし。
 「そっか…やっぱり、○だったのかな?」
だと思うよ。顔見せたら、かーちゃん、こっちに来ちゃうっと
思って、背中向けたままだったんじゃない?(笑
 大丈夫だよ。30年か40年したら、嫌でも会えるよ。
今、急いで会うことないでしょ(笑
 「うん。そうだよね(笑」

 姉その3の長男で、あたしの従兄。
38歳の若さで数年前に亡くなりました。
とにかく苦労した従兄で、かーちゃんは思い出しては
涙ぐんでましたね。

 そっか。親子でかーちゃんを足止めしてくれたのか。
お礼言っておこう。従兄(亡くなった従兄の弟)に(笑

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