うあ…

2006年4月17日 患者
 水分補給もあるし、
かーちゃんがヒマにしてるっぽいので(笑
午後一番くらいに、病院に到着。
前夜のうちに、本日の晩御飯の準備は済ませてある。
今日は、心置きなく、面会時間終了まで付き添いできる(笑

 かーちゃんと相部屋だった人が、本日手術とかで、
その後は個室に移ってしまうため、隣のベッドには、
別な患者さんが入ることになった様子。
そのためのベッドの用意がされてました。

 かーちゃんの姉その2+娘付

うあ…あんたらも来たのかよ…うぜぇ(ぉ

 かーちゃんは、ちょびっと泣いてました。
昨日、叔父が来た時の帰りがけに泣いたようなもんですな。

 あたしは、かーちゃんの水分補給に出向いたつもり
だったんだが、冷蔵庫前に、一つしかない付き添い用の椅子に
どっかりとかーちゃん姉が陣取ってまして。
思うように飲み物もあげられない。
 かーちゃんも、客が来てると、「あれして・これして」と
言わないせいもあって…

 して、かーちゃんが、裸でした。
(もちろん、タオルは被ってましたが(笑)
そうか。今日はオフロの日なんだな。

 看護婦さんが来て、点滴を外し、オフロに入る準備を。
「今日は、熱があるのでオフロはやめようねと言ったんだけど、
 どうしても入りたいって本人が言うから、
 シャワーだけにしますねー」
ふむふむ。暑がりかーちゃん、汗かいてんだろうな…
熱と言っても微熱だし、病院側でいいと言うならだいじょぶかな?

 待ち時間の間は、かーちゃん姉は一人でしゃべってまして。
かーちゃんも、返事したりはしてましたけど。
かーちゃん姉の娘(あたしの従姉)は、あたしに挨拶するでもなく、
必要がなければあたしにも話しかけない。
まあ、嫌われてるし、しゃーないか。
いいのよ。あたしもこいつ、だいっきらいだし。

 順番が来たので、廊下に椅子のある所で待っていた。
叔母と従姉は腰掛けて。あたしなんて、立ちっ放し(笑

 ?ああいう風になったら、意固地になるよ。
  すごいわがままになるの。クソババアだね。
 ?身体があんなになってまで、オシャレしようとしてる。
  そんなもの、させなくていい。
  髪もバッサリ短くして、着る物も、楽なもの。
 ?自力じゃ立てないし、歩けないよ。
  麻痺してる足に、器具つけて歩くようになるから。
  そうしたら、どんなに暑がりだろうと、
  絶対、半ズボンなんてはかなくなる。
  見栄っ張りだから、長ズボンで過ごすよ。
  だから、オシャレなんて関係なく、
  パジャマにもなるスパッツみたいなのをはかせておけ。
 ?部屋も片付けなきゃいけないね。
  整理するなら、私が行くから。
 ?これからすごいお金かかるね。

 殺していいですか。
?〜?までは、かーちゃんの姉に、
?は、その娘に言われたセリフです。

 ?あんな身体にならなくても、意固地なクソババはいる。
  存在する。アナタがそうだ。
 ?オシャレに気を遣ってるうちは、女は、"若い"。
  かーちゃんの世話は、これからは娘がする。
  その娘が、どこに連れて歩いても恥ずかしくないくらい
  オシャレなかーちゃんでいて欲しいと思う。
  髪の毛ばっさり? かーちゃんが嫌がってるのに、誰がやるか。
  身体が不自由になったら、オシャレしちゃいかんのか?
 ?"完全麻痺"と医者には覚悟するように言われてたけど、
  リハビリの先生にはすこぶる良好と聞いている。
  麻痺してるはずの右半身、力が戻ってきてるそうで。
  まあ、元に戻らないまでも、回復はかなり見込めるだろうとのこと。
 ?来なくていいです。
  あなたは、「これもいいね。もう必要ないしね」と、
  自分の物として持ち帰る気マンマンですね。
  自分の母親の荷物の整理は、娘であるあたしたちがやります。
  必要ないです。
 ?うちのとーちゃん、社長だから、心配しないでください(笑
  心配されるようなことがあっても、あなたが面倒見てくれる
  わけじゃないでしょう?

 ケンカしたところで、2対1。
「二度と来るな」と言っていいものであれば、いくらでもケンカ
しますが、多分それは、とーちゃんが許さないと思うので
(見栄っ張りですしな)
黙って聞いてました。返事もしませんでしたけど。
 ただ、このようなことを、3時間近く、延々と聞かされていると
あたしが脳出血を起こすんじゃないかと思うほどの
頭痛が襲うわけです。 もう早く帰ってくれ。

 かーちゃんがシャワーから帰ってきました。
お茶を飲ませて一息つかせてあげて。
そしたら、ウトウトとしてきたみたいで。
(オフロ・シャワーって、結構疲れるみたいですね)

 「寝たみたいだから、帰るわ。
  また泣かれたら、切ないし」

うむ。そうだね。静かに帰った方がいいね。
あたしはまだ残ってるし。どうもねー。

 「じゃあね、帰るからねっ」

なんでそこで声かけるんだよ。
寝てたら、気が付かずに終わることだろうよ…

 つまりは、追いすがって泣いてもらいたいだけのかーちゃん姉。
あのね…それもけっこう、疲れる行為なのよ…
自分が優越感に浸りたいだけのことなのに、
かーちゃんに負担かけんなよ。
 でもかーちゃんは、「また来るね」の声に、
「また来てね」のお返事をしただけで、泣きはしませんでした。
フ。娘のあたしが残るから、アンタらが帰っても問題はないのだ、
かーちゃんにとって。
(昨日の叔父の時は、あたしと妹も席を立ったので、
 一緒に帰ってしまうとかーちゃんが勘違いしたこともあるのだ)

 うるさいババだったね。
一人でしゃべってさ。うっとうしいね、かーちゃん。
「うん。ねーさんは、いつもそうじゃない(笑」
二度と来んなって言ってやればよかったのに(笑
「急に来たから、びっくりしたの(泣いた理由)」
ふむふむ。そっかー。驚いたのかー。
「おねーちゃん(あたし)は、まだいるの?」
いるいる。かーちゃん、心配しなくていいよ。
あたしは、忙しい時は帰らなきゃいけないから、帰るよ。
こうやって側にいる時は、用事がない時だから。
ヒマだから、かーちゃんと話してるんだよ(笑
「そっかー。よかったー」
うんうん。だから、心配しなくていいよ。
「うん。わかった」

 今日は順番が逆だったようで、
シャワーの後にリハビリが入っていた。
シャワーの順番待ちをしてる間に、リハビリの担当の方が
呼びに来てくれたんだけど、もう裸だったし(笑
 その時に、確認した。
飼い犬・ケンタとのご対面は可能か、と。

 この病院のリハビリ室は、上半分がガラス張りになっているので
窓越しでもいいんで、会わせたいんですが、と。
犬を連れてきたら、窓際の見えるところに、かーちゃんのこと、
移動させてもらうことは可能ですか? と確認してみた。
 かーちゃん、ケンタのこと、思い出したみたいなんだよね。
今日は、写真も飾ってきたよ(笑
「こう、持ち上げてもらわないと、見えないかもしれないんですけど」
だいじょうぶです。大型犬じゃないんで(笑
「あ、このワンちゃんですか。かわいー。
 じゃあ、持ち上げるのはだいじょぶですねー(笑
 いいですよ、そういうことは、いくらでも申し出てください。
 それが患者さん自身もリハビリへの張り合いになるでしょうし。
 時間さえ合わせてもらえれば、対応しますよー」
ありがとうございます。
かーちゃん、ケンタ連れてくるね。
 にっこりと笑ってたかーちゃん。

 時間が遅くなってしまったこともあって、
本日はリハビリ室には移動せず、ベッドの上で、
上半身のリハビリのみ。
 ジャマになるだろうな、と思って、
車で一服でもしてくるかーと。
じゃあ、かーちゃん。がんばってねー。
「え? アンタは? 帰っちゃうの?」
ううん、帰らないよ(笑 電話(メール)してくるわー。
リハビリ終わるまでには戻るからねー。
「うん。わかったよ」

 少しして戻ったら、まだリハビリの最中で、
リハビリの先生が嬉しそうに報告してくれた。
「お母さん、すごいですよ。
 麻痺が出ている方の腕って、自分で持ち上げていられないんです。
 こう、ダラーンとなってしまうんですね。
 でも、ほら、見てください。きちんと自分で
 水平に保てるんですよ。麻痺が出ている右半身のわき腹、
 力が戻ってきてるんですよー。これ、すごいことなんですよー」
ほー…そうなんですか。よかったね、かーちゃん。
褒めてもらったね(笑
 「この調子なら、本当は、もっとガシガシと関節も動かして
  もっとハードな(笑 リハビリもしてあげたいんですけど、
  まだ、点滴が取れてませんからねぇ…限界が(笑」
あー、そうですよねぇ。
 「リハビリは、先生のが一番、好き」
とかーちゃんが笑いながら答えた。
ふむ。娘が2人とも優しくないからね(笑
優しいから好きなんでしょー?(笑
 「うん。優しいから、好き」
 「そうですかー。私、優しいですかー(笑
  でも、今だけですよー?
  次の段階になったら、ビシビシしますよー?
  娘さんに負けませんよー?(笑」

 どうやら、いいリハビリの担当の方に当ってるようです。
あんなに嫌がるリハビリだから、どんなに苦痛かと思ってたが…
文句は言いつつも、ちゃんとこなしてるあたりが、
やっぱり、かーちゃんなんだな、と(笑

 リハビリを終えると、夕食の配膳が始まった。
「おねーちゃん、残って、食べさせて?」
ああ、うん。いいよー。食べさせるよ。そのつもり。
「ありがとうねぇ。おねーちゃん、こんなところにいても、
 ヒマだよねぇ…」
かーちゃんと話してるから、そうでもないよ。
家にいる方が、ヒマだよ(笑

 疲れていたせいもあるのか、二口ほど食べただけで、
「いらない」とごねるかーちゃん。
だめだって。食べろって。
「いや、いらない。おいしくない」と、横を向いてしまった。

 そっか。じゃあ、もう、いらないの?
「うん。いらないの」
そう。じゃあ、もう食事も終わりだね。
それなら、あたし、帰るよ? ご飯食べさせたし。
「え」
いいんだね? 帰るよ?だって、食事のお世話終わったもん。
「…じゃあ、食べる」

 何のことはない、ダダッコの調教みたいなもんです(笑

して、半分ほど食べたら、「もうイッパイ食べたよぅ」と。
半分って言ったって、お粥を半分食べただけ。
おかずは丸々残したまま。
おかずはともかく、ご飯くらいは食べておかないと、
体力が持つはずがない。
 かーちゃん。退院したくないの?
 ご飯食べないなら、退院できないよ。
 連れて帰れないよ。ケンタも待ってるのに?
やっぱり食べるのを再開するかーちゃん(笑
残り二口と言うところで、やっぱり嫌がるかーちゃんに、
あと、二口だよ。これ食べたら、片付け楽なんだけどなー。
と言ったところ、「そうだね。片付け、楽だよね。フゥ」
と言って、食べてくれました。
 …なんか、骨の髄まで主婦っぽくておかしかった(笑
(片付けの心配をするあたりが)

 その後はお薬飲ませて、身体を横にしてあげて。
暑がりかーちゃんが、カクカクと震えていた。
どした? どっか、痛い?

 「寒いのー…布団、着せてー…」
え…寒い? いつもバスタオル一枚で、暑いって騒いでるのに?
布団被せていいの? 暑くないの?
 「寒いのー…早くー」
希望するので、被せてあげました。それでも寒いそうです。

 妹が到着。@アイス持参
かーちゃんが寒がってることを伝え、アイスは明日にすることに(笑
ちょうど、担当医師が見回りにきて、声をかけてくれた。
「お母さん、回復の調子、いいみたいですよー」
うん。毎日着てるから、それはわかってる。
あのー、寒気がするって言って、布団着てるんですけど…
「え? 寒気? おいおい…風邪ひいちゃだめだよー?
 風邪引いたら、点滴しなきゃいけないからねー?」
関節が痛いと申し出てることから考えても、今夜は熱が出るかも…

 妹はこれからバイト。
妹がバイトの時は、いってらっしゃいとかーちゃんは素直に
見送るので、あたしは妹と交代で帰ることにしました。
このまま残ると、あたしは家に帰ることを知っているので、
「帰らないで」と言い出され、あたしが切ないのだ。
晩御飯の準備があるから、帰るからねー。と声をかけると、
妹がまだ残っている安心感からか、「バイバイ」とお返事が。
妹には、看護婦さんがきたら、寒気がしてることを
伝えてくれ、と頼んできた。

 家について、ご飯の準備をしていたら(ほぼ終わっていたが)
妹が帰ってきた。かーちゃんが寝てしまったらしい。
「いても、ヒマだったから(笑」
うむ。寝てしまったなら、ヒマだわな(笑
看護婦さんに言ってきてくれた?
「ああ、看護婦は来なかったけど、介護の人がきてくれたから、
そう言っておいたよ。クーリングしてくれた」
ふむふむ。風邪じゃなきゃいいねぇ。
「知恵熱なんじゃない? 今日、いろいろ話してたんでしょ、
 あのババ(母の姉)。 それで、疲れた、とか(笑」
だったらいいねぇ。

 すっきりもしなかったので、妹相手に叔母の言い分を話す。
怒る妹(爆
まあ、あたしも、怒ると思ってて話してんだけどさ(笑

 とーちゃん帰宅。
とーちゃんは仕事帰りにまっすぐ病院に寄ったが、
もうかーちゃんが寝てしまっていたので、
10分ほどはついてたが、起こしてもかわいそうなので、
そのまま帰ってきた、と言っていた。

 もちろん、とーちゃんにも叔母の言い分は話した。
「心配するなら、金持ってこいよなー(爆」
うむ。それが本音だな。イヤミなら、いらねーわな(笑
「いい。ほっとけ。あいつらに世話になることはない」
うん。あたしもそう思ってるから、無駄なケンカはしなかった。

 かーちゃんの熱が心配。
明日は下がってますように。
 
 

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索