初・調剤薬局勤務　その13

2005年1月6日過去

　頭悪いのか?
と聞きたくなる人間がいた職場も
いい加減おかしいとは思うんですが、
この薬局の門前の病院も、相当おかしい人がそろっていた。

　一番最初に驚かせてもらったのは、
カルテのコピーがまわってきたこと。

　焦りましたね。
医療関係の従事者なら常識なことだと思いますが、
カルテは病院外には持ち出し現金です。
そんな法律なんですよ。

　あたしは、自賠責の請求の担当になっていました。
交通事故とかで、保険会社から医療費が支給される場合の
請求ですね。その医療費請求の担当があたしだったわけです。

　この場合、新患さんには、保険会社さんを教えてくださいねー
と伝えればいいことなので、病院に連絡を取るまでもない。
ないんだけど、この病院は、元々別な名前で別な場所で
運営していた病院で、この場所に新設し、名前を変え、
その上で院外処方とゆうスタイルを取ることにした病院だった
ので、すでに自賠責の認定を受けて病院に通院してる
患者さんもいらっしゃったわけです。
その患者さんの担当になっている保険会社の連絡先を
教えていただけませんか、と。
あたしはそう、病院の事務室に電話でお伺いをしたわけです。

　病院の事務の方は、後でまとめて連絡しますねー
と快くおっしゃってくださったので、待っていました。

　次の日、届いたそれが、カルテのコピーでした。
丸々ですよ。疾病名とか、まるっきり隠しもせずにコピー。

　あまりの驚きで、無言で受け取ってしまい、
そのまま薬局長に見せ、「これ、まずくないですか」と
聞いてしまいましたよ。
薬局長も驚いていた。
　だって、それを持ってきてくれたのが、
処理をしてくれたのが、
病院の医事課の課長さんだったから

　新人が間違えてやったとか、そんなんじゃないんすよ。
(病院の医事課課長は、40は越えてたと思う)

　怖い病院…
よくこんな知識の人間に管理させておいて、
何十年も営業してきたなぁ…